コカモメヅルTylophora floribunda〈小鴎蔓/別名トサノカモメヅル〉
(キョウチクトウ科 オオカモメヅル属) 花期は6〜8月。
山野の草地に生えるつる性の多年草。
茎は細くて長く伸びる。
葉は対生し、長さ3-6cmの三角状卵形〜卵状被針形で、先はとがり、基部は浅い心形。
花序はよく分枝し、大きくまばらに散開して普通その付け根の葉よりも長い。
花は小さく直径4-5mmで暗紫色。
袋果は双生して水平に開出し、無毛、被針形で長さ4-5cm。
【@を拡大しました − 花序はよく分枝し、大きくまばらに散開】
14.7.5 撮影
【A花は小さく直径4-5mmで暗紫色 − スズサイコと同様に日差しがあると花は閉じていますが】
14.7.5 撮影
【Aを拡大しました − 朝から曇りの13:19、花はパッチリと開いていました】
14.7.5 撮影
前年の記録をもとに、「茎は細く、花は小さく」をイメージして探し、見つかるとホッとします。
コカモメヅルの花は、スズサイコほどには日照に敏感では無いようですが、強い日差しの下では、午前中でも完全に閉じてしまっているのを何度も見ています。
小さくて目立たない色合いの花が閉じてしまうと、本当に目につきにくいです。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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