9月14日  コバノセンダングサ・センダングサ(キク科)

    コバノセンダングサ      05.9.2 撮影
   
 コバノセンダングサ〈小葉の栴檀草〉(キク科) 花期は8〜11月。
 南アジア原産の高さ30〜90pの1年草。日本には古い時代に渡来した。葉は2回羽状に深裂し、両面にやや毛があり、下方の葉はときに3回羽状に中裂し、頂裂片は幅が狭い。頭花は直径6〜10o、舌状花は1〜3個で、花冠は黄色。
 
 
                    【コバノセンダングサの葉】                    
                        05.9.12 撮影
                                 
                   【コバノセンダングサの頭花】                  
05.9.14 撮影

「頭花は葉腋から出た長い花柄の先に1個ずつつく。
総苞片は広線形で7〜8個ある」


【センダングサ】
05.9.14 撮影
 
 センダングサ〈栴檀草〉(キク科) 花期は9〜12月。
 葉の形が樹木のセンダンの葉に似ていることによる。やや湿り気のある道ばたや河原などに生える高さ30〜150pの1年草。古い時代に帰化したものといわれる。葉は下部では対生、上部では互生し、1〜2回羽状複葉。小葉は卵形で、先は短くとがり、ふちには細かな鋸歯がある。頭花は黄色、直径7〜10o、回りに0〜5個ある舌状花は結実しない。
 

                      【センダングサの葉】 
05.9.14 撮影

【センダングサの頭花】
05.9.14 撮影

「舌状花は普通5個あるが、2〜3個しかなかったり、まれに全くないものもある。
総苞片は線形で鋭頭、8〜10個ある」
                 
 「センダングサ開花」と、8月23日に撮った株の葉を見てコバノセンダングサと気づきました。
 昨年までのセンダングサの画像を調べたら、コバノセンダングサも混じっていました。
 葉の違いに何年も気づかなかったなんて、何という不注意。
 見て回ったら、台上の荒れ地で群生しているのはコバノセンダングサのことが多く、センダングサは少し湿ったところに生えています。