コバノイシカグマ(コバノイシカグマ科 コバノイシカグマ属) 常緑性。地上生の中型シダ。
葉柄はやや光沢のある赤褐色か紫褐色、長さ15〜50cm、向軸側(表面)に
溝があり、全面に毛があるが、毛が落ちたあとは基部が残ってざらざらする。
葉身は三角状長楕円形、3〜4回羽状複葉、長さ20〜60cm、幅15〜35cm、
黄緑色でややかたい草質、両面にやや粗い毛がある。
羽片は最下のものが最大で三角状、中部のものは広被針形〜狭長楕円形、
先端は尾状、基部は左右非相称のくさび形で、柄がある。
小羽片は卵状長楕円形、
裂片は長楕円形、羽状に2/3くらい切れ込み、歯片はへら形で円頭。
胞子嚢群は葉縁につき、包膜はコップ状で無毛。
東北地方中部以南の各地にあり、山地の林下にしばしば群生する。
【羽片は最下のものが最大で三角状】
11.12.6 撮影
【黄緑色でややかたい草質】
11.12.6 撮影
【上の画像を拡大しました − 両面にやや粗い毛がある】
11.12.6 撮影
【羽片 − 先端は尾状、基部は左右非相称のくさび形で、柄がある】
11.12.12 撮影
「葉(裂片)の縁がブツブツに見えるものがあったら多分このシダである」
【小羽片は卵状長楕円形】
11.12.12 撮影
【上の画像を拡大しました −胞子嚢群は葉縁につき、包膜はコップ状で無毛 】
11.12.12 撮影
薄暗い場所なので、これがなかなか撮れなくて、何度も通いました。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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