2016年 4月20日  コバノチョウセンエノキ



2006年秋に葉で見つけた個体は、電線の邪魔になるためか、その2〜3年後に伐採されてしまい、
以後は、県道わきで遠くの個体を望遠レンズで葉から開花確認してきました。
林将之さんが葉だけでも是非見たいとのこと。7〜8年前にコバノチョウセンエノキとした個体を探してみました。


【@林道わきにありました。随分大きくなった感じで、高さ10メートルくらいに】
16.4.20 撮影

        コバノチョウセンエノキ Celtis biondii〈小葉の朝鮮榎/別名サキシマエノキ〉
                                 (ニレ科 エノキ属) 花期は4月。
      山地・石灰岩地にも生える高さ15mほどになる落葉小高木。雌雄同株。
      葉は互生。葉身は長さ3〜7cmの倒卵形。
      先端は尾状に長く伸び、基部は広いくさび形で、左右不相称。
      葉身の上半部に鋸歯がある。
      主脈と2本の支脈が目立ち、支脈が主脈に沿うように伸びるのが特徴。
      葉の展開と同時に開花する。
      雄花と両性花がある。
      雄花は新枝の基部に数個ずつつき、雌花は上部の葉腋につく。

【@を拡大しました − 葉身は倒卵形。先端は尾状に長く伸び、基部は広いくさび形で、左右不相称
16.4.20 撮影
                                 
【A上の枝にピントを合わせた画像を】
16.4.20 撮影

【Aを拡大しました − 主脈と2本の支脈が目立ち、支脈が主脈に沿うように伸びるのが特徴
16.4.20 撮影
もう、花は完全に終わって、若い果実になっています。

【B樹皮を】
16.4.20 撮影


 2006年の個体が無くなってからは、葉の特徴が出てから開花確認していましたが、
 来年からは、本当の開花確認ができます。
 今年のエノキの開花確認は4月8日でした。楽しみです。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

次ページ

TOP