コアカソ Boehmeria spicata〈小赤麻〉(イラクサ科 ヤブマオ属) 花期は7〜9月。
山野にふつうに見られる半低木で、茎の下部は木化してよく分枝し、
高さ1-2mになり、葉柄とともに赤褐色を帯びるものが多い。
葉は対生、菱状卵形で長さ長さ4-8cm、
先は尾状に長くとがり基部はくさび形、縁にあらい鋸歯がある。
花は8〜10月。
雌花穂は帯赤色で垂れ、雌の団集花序はまばらである。
痩果は長さ1mm内外で、全面に微毛がある。
本州〜九州、朝鮮半島・中国に分布する。
アカソやクサコアカソに似ているが、半低木で、
葉は小型の菱状卵形で、縁の鋸歯は少なく、痩果が小さいので区別される。
− 改訂新版「日本の野生植物2」 −
【@を拡大しました − 枝の上部に雌花序、枝の下部に雄花序がつきます】
18.7.13 撮影
【A葉は対生、菱状卵形で長さ長さ4-8cm】
18.7.13 撮影
【Aを拡大しました − 先は尾状に長くとがり基部はくさび形、縁にあらい鋸歯、鋸歯は少なく】
18.7.13 撮影
【B雌花穂は帯赤色で垂れ、雌の団集花序はまばらである】
18.7.13 撮影
【Bを拡大しました】
18.7.13 撮影
【C雄花序】
18.6.13 撮影
【Cを拡大しました】
18.7.13 撮影
林道わきで、高さ1mほどがびっしりかたまって大群落をつくっていました。
コアカソは珍しくなく、ほかに区別するものがなかったので、特に考えることなく撮ったのですが、
日記に書いていたのは2009年だけと分かり書き始めたものの、強い日差しで葉がテカテカ。
* * * * * * *7月22日追記:撮り直してきました * * * * * *
【D林縁の道路端の群落を】
18.7.22 撮影
【E先は尾状に長くとがり基部はくさび形、縁にあらい鋸歯、鋸歯は少なく】
18.7.22 撮影
【F茎の下部は木化し】
18.7.22 撮影
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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