1月20日 キヨズミオオクジャク |
キヨズミオオクジャク(オシダ科 オシダ属) 常緑性。 イワヘゴと似た環境にある長大な単羽状のシダで、イワヘゴとオオクジャクシダの形質を持つ。 イワヘゴに似た形質として ・葉柄や中軸の鱗片が黒色でかたく、宿存性、 ・葉身は中央部で幅が最大となり、 ・下部羽片は多少短くなるが極端ではなく、 ・胞子嚢群は、羽片の辺縁と羽軸の中間から羽軸寄りにつく、などがある。 オオクジャクシダに似た形質として ・葉柄の鱗片はほぼ全縁で突起が出ず、 ・葉脈は上面で著しくくぼむ、 などが挙げられる。 本州(関東地方以西)・四国・九州で、山地の林中にややまれに生じる。 【A胞子嚢群がついた葉を】 「下部羽片は多少短くなるが極端ではない」 【B葉柄や中軸の鱗片が黒色でかたく】 「葉柄の鱗片はほぼ全縁で突起が出ない」 【C羽片 - この葉では20対以上あります】 【Cを拡大しました - 葉脈は上面で著しくくぼむ】 【D胞子嚢群は、羽片の辺縁と羽軸の中間から羽軸寄りにつく】
キヨズミオオクジャクよりも多いというオオクジャクシダは、 「秋吉台国定公園の高等植物」にはありませんが、「山口県産高等植物目録」には『やや稀』です。 また、キヨズミオオクジャクは、オオクジャクシダと区別しにくいものもあるそうなので、 数株見ているキヨズミオオクジャクと思っている中に、オオクジャクシダがあるかもしれしれません。 ※ この記事に関するご意見等は、掲示板かメールでお願いいたします。 |