1月20日 キヨズミオオクジャク


キヨズミオオクジャクは「山口県産高等植物目録」には『稀』、
「秋吉台国定公園の高等植物」には記載がありません。

【@やや湿った林下で - 友人に教えていただきました】
13.1.17 撮影
(葉身は中央部で幅が最大となり、葉色は黄緑色)

     キヨズミオオクジャク(オシダ科 オシダ属) 常緑性。
    イワヘゴと似た環境にある長大な単羽状のシダで、イワヘゴとオオクジャクシダの形質を持つ。
    イワヘゴに似た形質として
    ・葉柄や中軸の鱗片が黒色でかたく、宿存性、
    ・葉身は中央部で幅が最大となり、
    ・下部羽片は多少短くなるが極端ではなく、
    ・胞子嚢群は、羽片の辺縁と羽軸の中間から羽軸寄りにつく、などがある。
     オオクジャクシダに似た形質として
    ・葉柄の鱗片はほぼ全縁で突起が出ず、
    ・葉脈は上面で著しくくぼむ、 などが挙げられる。
    本州(関東地方以西)・四国・九州で、山地の林中にややまれに生じる。 
                      

                       【A胞子嚢群がついた葉を】
                         13.1.17 撮影
                    「下部羽片は多少短くなるが極端ではない」

                   【B葉柄や中軸の鱗片が黒色でかたく
                         13.1.17 撮影
                    「葉柄の鱗片はほぼ全縁で突起が出ない」

                  【C羽片 - この葉では20対以上あります】
                         13.1.17 撮影
                【Cを拡大しました - 葉脈は上面で著しくくぼむ
                         13.1.17 撮影
           【D胞子嚢群は、羽片の辺縁と羽軸の中間から羽軸寄りにつく
13.1.17 撮影
                        【Dを拡大しました】
                         13.1.17 撮影
                       
                     
 キヨズミオオクジャクよりも多いというオオクジャクシダは、
 「秋吉台国定公園の高等植物」にはありませんが、「山口県産高等植物目録」には『やや稀』です。
 また、キヨズミオオクジャクは、オオクジャクシダと区別しにくいものもあるそうなので、
 数株見ているキヨズミオオクジャクと思っている中に、オオクジャクシダがあるかもしれしれません。

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