7月2日  キヨタキシダ



【@オオバノハチジョウシダ・アマクサシダが生えている湿った林下で、1株だけ】
13.7.2 撮影

        キヨタキシダ(イワデンダ科 ヘラシダ属) 夏緑性。
       根茎は匍匐し、葉は混み合ってつく。
       葉柄は20-40cm、葉身と同長または通常それより短く、
       下部には密に、上部ほどまばらに、中軸・羽軸にまで鱗片がつく。
       鱗片は被針形−狭被針形、辺縁にまばらに突起があり、
       質かたく、黒褐色からほとんど黒色、通常光沢がある。
       葉身は三角形、長さも幅も30-50cm、薄い皮質、2回羽状複生、
       下部の羽片には著しい柄がつく。
       小羽片は卵状長楕円形−長楕円形、円頭〜鈍頭、大きな葉では鋭頭〜鋭尖頭、
       無柄または短い柄があり、羽状に浅〜全裂し、
       裂片は円頭、全縁〜〜浅い鈍鋸歯縁、幅5mmばかり。
       胞子嚢群は線形、長さ2-5mm、中肋近くについて斜上し、包膜はほぼ全縁。
       本州・四国・九州に広く分布し、山地の林下に生じる。
   
                         


【@を拡大しました − 薄暗いのでISO感度400で撮りました】
13.7.2 撮影

【A鱗片は被針形−狭被針形、質かたく、黒褐色〜黒色、通常光沢がある
13.7.2 撮影

【B】
13.7.2 撮影

【Bを拡大しました − 中軸・羽軸にまで鱗片がつく
13.7.2 撮影

【Bを拡大しました − 小羽片は卵状長楕円形−長楕円形、円頭〜鈍頭
13.7.2 撮影

「無柄または短い柄があり、羽状に浅〜全裂。
裂片は円頭、全縁〜浅い鈍鋸歯縁、幅5mmばかり」

【C胞子嚢群は線形、長さ2-5mm、中肋近くについて斜上
13.7.2 撮影

 見つけた時は「初めて見た、知らないシダ」でしたが、図鑑を開けると、昨年4月、西中国山地で友人に教えてもらったキヨタキシダということを思い出しました。
 私がシダを観察するのが開花確認をほとんど終了した11月〜3月のため、夏緑性シダは見つけにくかったのですが、今年から写真展用の画像を撮る必要がなくなって、今の時期にシダに目が向けられ、教えてもらって1年以上経ちましたが、見つけることができました。



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