キセワタ Leonurus macranthus 〈着せ綿〉(シソ科 メハジキ属) 花期は8〜9月。
山や丘陵の草地に生える多年草で、根茎は木質。
茎は直立し、高さ50-100cm。
葉は卵形または狭卵形、洋紙質、長さ4-11cm、幅2.5-7cm、
欠刻状の粗い鋸歯があって、鋭頭または鋭尖頭、
基部は広いくさび形またはやや切形で0.5-3cmの葉柄がある。
花は8〜10月、上部の葉腋にかたまってつき、
萼は長さ15-18mmで粗い毛があり、5浅裂して裂片は刺状にとがり、
下側の2裂片は長さ約8mmで上側(約5mm)よりも少し長い。
花冠は紅紫色で長さ2.5-3cm、外面は密に白毛があって白く見え、
下唇の中央裂片は下に曲がる。
分果は長さ2.5-3mm、倒卵状のくさび形で3稜がある。
北海道〜九州、朝鮮半島・中国(東北部・北部)・ウスリーに分布する。
絶滅危惧U類(VU)。
和名は〈着せ綿〉で、花に白毛が多いことによるという。
− 改訂新版「日本の野生植物 5」 −
【@を拡大しました − 葉は卵形または狭卵形、欠刻状の粗い鋸歯があって、鋭頭または鋭尖頭】
19.8.9 撮影
【A花は上部の葉腋にかたまってつき】
19.8.9 撮影
【B花冠は紅紫色で長さ2.5-3cm】
19.8.9 撮影
【Bを拡大しました −外面は密に白毛があって白く見え、下唇の中央裂片は下に曲がる】
19.8.9 撮影
* * * * * おまけ * * * * *
【C4日ぶりの秋吉台は、龍護峰に登りました −林から草原に出た所で御鉢山を】
19.8.9 撮影
【D御鉢山に登った所で振り返って撮りました】
19.8. 9撮影
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イベントのスライドによる講演会の準備と本番で、3日間秋吉台に来られなかったので、
朝7時から龍護峰に登りました。
出会ったのは、いつも一人歩きの宇部市在住の女性一人だけ。
山口市の暑さとは違って風がさわやか。 秋吉台散策を満喫できました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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