2021年 6月13日  キササゲ



【@長登側道が作られた際にできた道のすぐそばで】
21.6.13 撮影

         キササゲ Catalpa ovata〈木大角豆〉(ノウゼンカズラ科 キササゲ属) 
                                        花期は 6〜7月。
        高さ10mほどになる落葉高木。
        若枝には開出する腺毛が散生するが、じきの無毛となる。
        葉は対生し、大きく、葉身は広卵形、
        しばしば浅く3裂し、長さ10-25cm、幅7-20cm、
        基部で分枝する太い脈ga3または5本あり、
        表面は脈上に短毛があるほかは無毛、
        裏面は側脈の基部に軟毛が密生する。
        葉柄は長さ5-20cm、はじめ開出する腺毛があるが、じき無毛となる。
        6〜7月に開花。
        枝先に円錐花序をつくり、多数の花をつける。
        花冠は太い筒の先が5裂し、上部片と下部3片とに分かれる唇形花冠で、左右相称、
        黄白色で内面に濃紫色の斑紋があり、長さ2-3cm。
        雄蕊は5本、うち上部3本は仮雄蕊となる。
        刮ハは多数が果序の軸から下垂し、細長く、長さ30−40cm、幅0.5cm。
        種子は扁平な長楕円形で両端に長毛が密生し、毛を除いて長さ約1cm。
       
        中国原産で日本に古く渡来し、《和名類聚抄》(931)に記録がある。
        薬用または観賞用に庭園や公園などで栽培されるが、
        しばしば人家近くの川岸などにも野生化している。
        名は果実がマメ科のササゲの豆果(莢)を思わせるため。

         − 改訂新版「日本の野生植物 1」 −

【@を拡大しました − 葉は対生し、大きく、葉身は広卵形、しばしば浅く3裂
21.6.13 撮影
                                 
【A枝先に円錐花序をつくり、多数の花をつける
21.6.13 撮影

【Aを拡大しました − 花冠は太い筒の先が5裂し、上部片と下部3片とに分かれる唇形花冠
21.6.13 撮影

【Aを拡大しました −黄白色で内面に濃紫色の斑紋があり、雄蕊は5本、うち上部3本は仮雄蕊となる
21.6.13 撮影


※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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