チシャノキ Ehretia acuminata〈萵苣の木/別名カキノキダマシ〉
(ムラサキ科 チシャノキ属) 花期は6〜7月。
落葉性の高木、幹は大きいものでは高さ20m、径1mに達し、
傷つけると臭気がある。
葉はややカキノキに似て倒卵形〜倒卵状長楕円形、長さ5-12cm、幅3-7cm、
低い細鋸歯があり、鋭頭、表面にはまばらに圧毛があってざらつき、裏面は無毛。
葉柄は長さ1.5-3cm。
6〜7月ごろ枝先に円錐花序をつくり、白い小さな花を密につける。
萼は半ばまで5裂し、緑色で長さ約1.5mm、
裂片は円頭で縁にまばらな毛がある。
花冠は径約5mm、5裂して裂片は平開する。
果実は球形、径4-5mm、黄色に熟す。
本州(中国地方西部)〜琉球、済州島(韓国)・台湾・中国南部・ベトナムに分布し、
ときに人家の庭に植えられる。
− 改訂新版「日本の野生植物5」 −
【@を拡大しました − 葉はややカキノキに似て倒卵形〜倒卵状長楕円形】
21.6.15 撮影
【@を拡大しました −低い細鋸歯があり、鋭頭、表面にはまばらに圧毛があってざらつき】
21.6.15 撮影
【A枝先に円錐花序をつくり、白い小さな花を密につける】
15.6.10 撮影
【Aを拡大しました −花冠は径約5mm、5裂して裂片は平開する】
15.6.10 撮影
午前中は徳光さんと樹木を中心に見て回り、午後は動画「秋吉台日記」の撮影。
今回は、2種の生育環境が違うランでした。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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