2月22日 キリ 

今日、雨が降り始める前の午前中、友人に樹木の冬芽と葉痕を教えてもらいましたが、
画像は全てゴミ箱行きの出来だったので、林道終点にあったキリを書くことにしました。


   09.2.22 撮影
   
  キリ〈桐〉(ゴマノハグサ科 キリ属) 花期は4〜5月。
 中国中部原産。古くから栽培され、野生化もしている高さ8〜15mになる落葉高木。
 葉は対生。長さ15〜30cm、幅10〜25cmと大きく浅く3〜5裂して三角状や5角状になる。
 両面に粘り気のある毛が密生する。
 葉の展開前に、枝先の大きな円錐花序に淡紫色の花を多数つける。
 花冠は長さ5〜6cmの筒状鐘形で、上部は5裂し、裂片は平開する。
 果実は刮ハ。長さ3〜4cmの卵形で熟すと2裂する。 

                                         
【昨年の果実と、5月頃に咲く花芽が目立っています】
 09.2.22 撮影

  【上の画像を拡大しました】  
09.2.22 撮影

【花芽を】
09.2.22 撮影
「茶褐色の毛が密生する」


【樹皮を】
09.2.22 撮影

* * * * * * *
 こんな時もありました * * * * * * *

【上の株とは別ですが、同じような場所で撮ったものです】
08.5.9 撮影

枝先の大きな円錐花序に淡紫色の花を多数つける
08.5.9 撮影

【上の画像を拡大しました】
08.5.9 撮影
花冠は長さ5〜6cmの筒状鐘形で、上部は5裂し、裂片は平開する

* * * * * * * おまけ * * * * * * *

【 イヌビワの冬芽】
09.2.22 撮影
 今日教えてもらった冬芽のうち、なんとか見られる画像はこの1枚だけでした。
イヌビワの葉芽は先がとがっているのですね。


葉がついていれば同定が容易な落葉樹。
葉が落ちてしまった今、樹皮で判別しようとしても、樹皮は個体差が大きいし、ほかの種にもよく似た姿があります。
今日学んで、冬芽と葉痕を知れば「樹木の達人」に一歩近づくことができると、実感しました。
もう葉が動き始めますが、今のうちに10種くらいは覚えたいものと・・・。 急がないと!

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。