2016年 5月18日  キンキカサスゲ



キンキカサスゲは「秋吉台国定公園の高等植物」に記載はなく、
「山口県産高等植物目録」には、『やや普通』とあります。


【@高さ60cmくらい、シナアブラギリの様子を見に来た時、湿地で見つけました】
16.5.5 撮影

           キンキカサスゲ Carex persistens〈近畿笠菅〉(カヤツリグサ科 スゲ属) 
                                                花期は 4〜5月。
          カサスゲによく似ているが、山地の河畔や湿地に生え、
          茎の基部の葉鞘は淡色で、一部赤紫色を帯びることがある。
          茎は高さ30-70cm。
          頂小穂は雄性、長さ3-7cm。
          側小穂は雌性、長さ3-12cm。
          雌花及び雄花の鱗片には赤紫色の部分があり、鋭頭芒端、果胞より長い。
          果胞は長さ3-4mm、無毛まれに有毛、熟しても膨らまず、乾くとやや褐色に変色する。
          花柱は細長く、宿存し、柱頭は3岐。
          本州(長野県南部・北陸・近畿・中国地方)に生える。
          和名の近畿は、初め京都の北山で発見されたため。

【A茎の基部の葉鞘は淡色
16.5.5 撮影
                                 
【B頂小穂は雄性、長さ3-7cm。側小穂は雌性、長さ3-12cm。
16.5.5 撮影

【C雄花序と、拡大画像(右)】
 
16.5.5 撮影

【D雌花序】
16.5.5 撮影

【Dを拡大しました − 花柱は細長く、宿存し、柱頭は3岐
16.5.5 撮影

【E今日が4回目の観察です】
16.5.5 撮影

【Eを拡大しました − 雌花及び雄花の鱗片には赤紫色の部分があり、鋭頭芒端、果胞より長い
16.5.18 撮影

 苦手なスゲですが、繰り返し見に来て、キンキカサスゲと同定し、花番号『1439』をつけました。

※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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