キンキカサスゲ Carex persistens〈近畿笠菅〉(カヤツリグサ科 スゲ属)  
                                                    花期は 4〜5月。 
              カサスゲによく似ているが、山地の河畔や湿地に生え、 
              茎の基部の葉鞘は淡色で、一部赤紫色を帯びることがある。 
              茎は高さ30-70cm。 
              頂小穂は雄性、長さ3-7cm。 
              側小穂は雌性、長さ3-12cm。 
              雌花及び雄花の鱗片には赤紫色の部分があり、鋭頭芒端、果胞より長い。 
              果胞は長さ3-4mm、無毛まれに有毛、熟しても膨らまず、乾くとやや褐色に変色する。 
              花柱は細長く、宿存し、柱頭は3岐。 
              本州(長野県南部・北陸・近畿・中国地方)に生える。 
              和名の近畿は、初め京都の北山で発見されたため。 
    
     
    【A茎の基部の葉鞘は淡色】 
    
    
    
    
    16.5.5 撮影 
                                     
    【B頂小穂は雄性、長さ3-7cm。側小穂は雌性、長さ3-12cm。】 
    
    
    
    16.5.5 撮影 
     
    
    【C雄花序と、拡大画像(右)】 
    
    
    
    16.5.5 撮影 
     
    
    【D雌花序】 
      
    
    
      16.5.5 撮影 
     
    
    【Dを拡大しました − 花柱は細長く、宿存し、柱頭は3岐】 
      
    
    
      16.5.5 撮影 
     
    
    【E今日が4回目の観察です】 
      
    
    
      16.5.5 撮影 
     
    
    【Eを拡大しました − 雌花及び雄花の鱗片には赤紫色の部分があり、鋭頭芒端、果胞より長い】 
    
    
    
    16.5.18 撮影
    
    
    
     苦手なスゲですが、繰り返し見に来て、キンキカサスゲと同定し、花番号『1439』をつけました。 
     
    ※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。 
    ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 
    
   
     
      
    
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