9月8日 キキョウ


【@ 私たち4班の植物調査の最終日 − 一番遠い烏帽子岳のキキョウを数えに行きました】
   11.9.8 撮影
   
           キキョウ〈桔梗〉(キキョウ科 キキョウ属) 花期は7〜10月。
          日当たりのよい山地草原に生える高さ0.5〜1mの多年草。
          葉は互生し、狭卵形で、ふちにはとがった鋸歯がある。
          茎の先に青紫色の花が数個つく。
          花は直径4〜5cmの合弁花で、ほぼ中央部まで5裂する。


              【Aキキョウの花ははもう、終わりに近づいています】
                           11.8.11 撮影
                    【Aを拡大しました − 左の花】
                           11.8.11 撮影
                     【Aを拡大しました − 右の花】
                           11.8.11 撮影

                    
* * * * * ご存じでしたか?* * * * *

           【1、
キキョウの花は初め、雌しべを5個の雄しべが包んでいる
                           11.8.20 撮影
               【2、時間の経過とともに雄しべが1本ずつ離れていき】
                           11.8.20 撮影
       【3、開花2〜3日後 − 雄しべが花粉を出している時には、柱頭は閉じたまま】
                           11.8.20 撮影                         
  
      【4、開花4日後くらいに − 雄しべが花粉を出し終わると、雌しべの柱頭が5裂し
                         11.8.20 撮影
                      「他花からの花粉を受ける」
  
         では、Aの2つの花は、それぞれ開花して何日目くらいですか?

         キキョウは「雄しべ先熟」の花。こうして自花受粉を防ぐ一方で、
         秋のセンボンヤリのように、閉鎖花でクローンを作る植物もあります。
                     
                           
* * * * *

 きょうはケーブルテレビの取材があり、私たち4人に取材スタッフ3人が加わって、急坂もある草原の長旅(?)は、爽やかな秋風も吹き、覚悟していたよりずっと楽しかったです。
 4班のメンバーは、周南市、下関市、宇部市、山口市と秋吉台から遠い人ばかりですが、とてもまとまりの良い班でした。
 4月から毎週木曜日、天気予報で雨と分かると調査日を変更し、真夏からは開始を9時にして調査を続けてきました。
 お盆に1週休んだだけで頑張ってきたので、今日で終了。 
 調査表のまとめも終わり、明日提出します。 お疲れさまでした。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。