キクバヒヨドリ〈菊葉鵯〉(キク科 ヒヨドリバナ属) 花期は9〜10月。
山地に生える多年草。茎は高さ50〜100cmで、細い。
葉は対生し、普通3深裂し、裂片は長楕円形または被針形。
側裂片は長さ4〜6cm、大きな欠刻があり、頂裂片は長さ7〜8cm、
大きな内曲する欠刻があるか、3中裂し、欠刻は鈍頭。
ふちにまばらに毛があり、裏面は淡緑色で脈に沿って毛を散生、腺点がある。
頭花は茎頂に密散房状につき、総苞は長さ5〜6mm。
【今日確認したのは1株だけです】
09.9.11 撮影
【葉は対生し、普通3深裂し、裂片は長楕円形または被針形】
09.9.11 撮影
【側裂片は長さ4〜6cm、大きな欠刻があり】
09.9. 撮影
「頂裂片は長さ7〜8cm、大きな内曲する欠刻があるか、3中裂」
【葉裏を】
09.9.11 撮影
「サケバヒヨドリに似ているが、葉の裏に腺点がある」
【上の画像を拡大しました】
09.9.11 撮影
「サケバヒヨドリに似ているが、葉の裏に腺点がある」
この草原で、葉が3深裂し、花が淡紅色を帯びたヒヨドリバナの仲間がたくさん散在しているのを見ていたものの、葉裏の腺点の有無を調べないままサケバヒヨドリと片付けていました。
林縁で見てきたキクバヒヨドリが消えてしまったので、今日、ここで探すことにし、最初に調べた株の葉裏に腺点があり、あっさり見つけることができました。
この調子でここにはキクバヒヨドリが多いかと意気込みましたが、他に見た3深裂の葉の数株は全て、葉裏に腺点が見られないサケバヒヨドリでした。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
|