4月16日  キジムシロ・ミツバツチグリ(バラ科)

       キジムシロ        05.4.16 撮影
   
 キジムシロ〈雉蓆〉 花期は3〜5月。
 丸く広がった株をキジの座るむしろに見立ててこの名がる。山野に普通に見られる高さ5〜30pの多年草。全体に粗い毛がある。葉は5〜9個の小葉をもつ奇数羽状複葉。花は黄色で直径1〜1.5p。


 今年開花確認したは3月21日。名前の通り株が広がって、カメラに収めにくいものもたくさん見られるようになりました。
 茎につく葉に3小葉のものも見られ、一見ミツバツチグリと間違いやすいのですが、下の葉の小葉の数が5個以上あればキジムシロです。
 秋吉台では茎が赤みを帯びるものが多く見られます。
 
 
                    【上の画像を拡大しました】                    
                                     

                        ミツバツチグリ                        
05.4.16 撮影
 
 ミツバツチグリ〈三葉土栗〉 花期は3〜5月。
 ツチグリに似ていて、葉が3小葉であることによる。山野の日当たりのよいところに生える高さ15〜30pの多年草。地下に肥大した根茎があり、ランナーを出す。葉は3小葉からなり、ランナーにつく葉は少し小さい。花は黄色で直径1.5〜2p。


 秋吉台ではキジムシロとほぼ同じ時期に咲き、全体の様子も似ていますが、ミツバツチグリは葉が3小葉だけであることから見分けられます。                    
                 
 温度が上がった草原で今、キジムシロ、ミツバツチグリが伸び伸びと広がって、黄色い花をたくさん咲かせています。