キチジョウソウ R.camea〈吉祥草〉(キジカクシ科 キチジョウソウ属)
花期は10〜11月。 これを植えてある家に吉事があると開花するという言い伝えから、 めでたい花という意味でこの名がついたという。 暖地の林内に生える常緑の多年草。
葉は根生して束生、長さ10-30cmの広線形で無柄、濃緑色で3-5脈がある。
高さ8-12cmの花茎が立ち、淡紅紫色の花が穂状につく。
花被はやや肉質で長さ8-10mm、中部まで筒状に合着し、
上半部は狭長楕円形の6裂片になり、反り返る。
雄しべは花被片より少し短く、葯は長楕円形で長さ2mm。 しばしば雌しべのない花がある。
【A昨年の開花は突出して遅く、今年は例年どおりに開花しました】
13.10.27 撮影
【Aを拡大しました】
13.10.27 撮影
キチジョウソウは、
旧分類の「ユリ科 キチジョウソウ属」から『キジカクシ科 キチジョウソウ属』になりました。
キジカクシは、旧分類の「ユリ科 クサスギカズラ属」から、
『キジカクシ目 キジカクシ科 キジカクシ属』となりました。
外観から「ユリ科」だった種が、DNA分類体系で新しい『キジカクシ科』になったのは、
ツルボ・オオバギボウシ・アマドコロ・ナルコユリ・ヤブラン・ジャノヒゲなど。
DNAが分からない私は、頭を切り換え叩き込むしか無いですが、結構楽しんでいます。
※ 10月からDNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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