2016年 3月5日  キバナノアマナ



【@開花確認は3月4日、昨年より9日早いです】
16.3.4 撮影

        キバナノアマナ Gagea lutea〈黄花の甘菜〉(ユリ科 キバナノアマナ属) 花期は3〜4月。
      やや寒い地方の山野に生える多年草。
      根生葉は1個つき、線形で白緑色、やや厚く、長さ15-30cm。
      花茎は高さ15-25cmになり、上部に2個の苞葉がつく。
      茎頂に花柄の長さが1-5cmと不規則な黄色花を散形状に3〜10個つける。
      花被片は6個で、線状長楕円形、長さ1.2-1.5cm、先はとがらない。
      
内面が黄色、外面は緑色を帯びる。
      雄しべ6、雌しべ1。雄しべは花被片より短い。


【@を拡大しました − 開花していたのはこの1本だけ】
16.3.4 撮影
                                 
【A花被片は6個で、線状長楕円形、内面が黄色、外面は緑色を帯びる
16.3.4 撮影

【Aを拡大しました − 雄しべ6、雌しべ1。雄しべは花被片より短い
16.3.4 撮影

【B暖かいと翌日には開花しそうな株も】
16.3.4 撮影

* * * * * おまけ − キバナノアマナから帰り道に、畑そばの草地で* * * * *

【Cまだ見つけられないハナヤエムグラ〈花八重葎〉? − ヨーロッパ原産の1年草または2年草
16.3.4 撮影
「各地に帰化しているがあまり多くはない」

【D大きいものでも20cm足らずでした − 葉は4〜7個輪生し、広線形で鋭尖頭、無柄
16.3.4 撮影

【Dを拡大しました − 葉は縁・表面・裏面脈上に粗毛がある
16.3.4 撮影

【E茎は4稜形で、稜上に下向きの刺毛がある
16.3.4 撮影

【E茎の上部の葉腋から出る枝上に、苞葉に包まれた数花をつける。花期は4〜8月
16.3.4 撮影

 数年前にもここで、この草を見つけましたが、大きくなる前に刈られて、何か分からないままでした。
 今年はどうか花が咲くまで見られますように。



※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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