キバナノアマナ Gagea lutea〈黄花の甘菜〉(ユリ科 キバナノアマナ属) 花期は3〜4月。 やや寒い地方の山野に生える多年草。
根生葉は1個つき、線形で白緑色、やや厚く、長さ15-30cm。
花茎は高さ15-25cmになり、上部に2個の苞葉がつく。
茎頂に花柄の長さが1-5cmと不規則な黄色花を散形状に3〜10個つける。
花被片は6個で、線状長楕円形、長さ1.2-1.5cm、先はとがらない。 内面が黄色、外面は緑色を帯びる。
雄しべ6、雌しべ1。雄しべは花被片より短い。
【@を拡大しました − 開花していたのはこの1本だけ】
16.3.4 撮影
【A花被片は6個で、線状長楕円形、内面が黄色、外面は緑色を帯びる】
16.3.4 撮影
【Aを拡大しました − 雄しべ6、雌しべ1。雄しべは花被片より短い】
16.3.4 撮影
【B暖かいと翌日には開花しそうな株も】
16.3.4 撮影
* * * * * おまけ − キバナノアマナから帰り道に、畑そばの草地で* * * * *
【Cまだ見つけられないハナヤエムグラ〈花八重葎〉? − ヨーロッパ原産の1年草または2年草】
16.3.4 撮影
「各地に帰化しているがあまり多くはない」
【D大きいものでも20cm足らずでした − 葉は4〜7個輪生し、広線形で鋭尖頭、無柄】
16.3.4 撮影
【Dを拡大しました − 葉は縁・表面・裏面脈上に粗毛がある】
16.3.4 撮影
【E茎は4稜形で、稜上に下向きの刺毛がある】
16.3.4 撮影
【E茎の上部の葉腋から出る枝上に、苞葉に包まれた数花をつける。花期は4〜8月】
16.3.4 撮影
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数年前にもここで、この草を見つけましたが、大きくなる前に刈られて、何か分からないままでした。
今年はどうか花が咲くまで見られますように。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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