2020年 2月15日  ケヤマハンノキ



【@開花しているはずと来てみたら、雄花序が目立っていました − 台上の林道わきで】
20.2.15 撮影

           ケヤマハンノキ Alnus hirsuta〈毛山榛の木/別名エゾヤマハンノキ〉
                           (カバノキ科 ハンノキ属) 花期は2月。
         山野、渓畔に広く産する落葉高木。幹は高さ15-20m。
         樹皮はやや紫褐色を帯び、平滑で灰色の横長の皮目が目立つ。
         葉は長さ1.5-3cmの柄があり、広卵形、広楕円形、広円形、
         鈍頭またはやや円頭で、基部は円形、切形または浅円形、
         縁は浅く欠刻状に分裂し、不整の鋸歯があり、長さ6-14cm、幅4-13cm、
         側脈は6〜8対、裏面に隆起する。
         葉裏は淡色または青白色で、赤褐色の毛を生ずるが、変異が大きい。
         花は4月、葉に先立って開く。
         雄花序は枝の先と先端部の葉腋に2〜4個つき、柄があり、下垂する。
         雌花序はその下方に3〜5個つく。
         果穂は楕円形または卵状楕円形、長さ15-25mm、幅10-13mm。
         堅果は扁平、長楕円形で長さ3-3.5mm、両側に狭い翼がある。
         択捉島〜北海道・本州・四国・九州に広く分布し、
         朝鮮半島・中国・サハリン・カムチャッカ半島・東シベリアの産する。
          − 改訂新版「日本の野生植物3」 −

【A 花は葉に先立って開く
20.2.15 撮影
                                 
【Aを拡大しました − 雄花序は枝の先と先端部の葉腋に2〜4個つき、柄があり、下垂する
20.2.15 撮影

【B落ちていた雄花序を】
20.2.15 撮影

【Bを拡大しました】
20.2.15 撮影

* * * * * きょう咲いていたほかの2種を * * * * *

【Cオオバヤシャブシ Alnus sieboldiana〈大葉夜叉五倍子〉(カバノキ科 ハンノキ属)】
20.2. .15 撮影


【Dコショウノキ Daphne kiusiana〈胡椒の木〉(ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ属)】
20.2 15 撮影

【Eツクシが出ていました − スギナ〈杉菜〉(トクサ科) 】
20.2. 15 撮影
 

※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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