ケヤマハンノキ Alnus hirsuta〈毛山榛の木/別名エゾヤマハンノキ〉
(カバノキ科 ハンノキ属) 花期は2月。
山野、渓畔に広く産する落葉高木。幹は高さ15-20m。
樹皮はやや紫褐色を帯び、平滑で灰色の横長の皮目が目立つ。
葉は長さ1.5-3cmの柄があり、広卵形、広楕円形、広円形、
鈍頭またはやや円頭で、基部は円形、切形または浅円形、
縁は浅く欠刻状に分裂し、不整の鋸歯があり、長さ6-14cm、幅4-13cm、
側脈は6〜8対、裏面に隆起する。
葉裏は淡色または青白色で、赤褐色の毛を生ずるが、変異が大きい。
花は4月、葉に先立って開く。
雄花序は枝の先と先端部の葉腋に2〜4個つき、柄があり、下垂する。
雌花序はその下方に3〜5個つく。
果穂は楕円形または卵状楕円形、長さ15-25mm、幅10-13mm。
堅果は扁平、長楕円形で長さ3-3.5mm、両側に狭い翼がある。
択捉島〜北海道・本州・四国・九州に広く分布し、
朝鮮半島・中国・サハリン・カムチャッカ半島・東シベリアの産する。
− 改訂新版「日本の野生植物3」 −
【A 花は葉に先立って開く】
20.2.15 撮影
【Aを拡大しました − 雄花序は枝の先と先端部の葉腋に2〜4個つき、柄があり、下垂する】
20.2.15 撮影
【B落ちていた雄花序を】
20.2.15 撮影
【Bを拡大しました】
20.2.15 撮影
* * * * * きょう咲いていたほかの2種を * * * * *
【Cオオバヤシャブシ Alnus sieboldiana〈大葉夜叉五倍子〉(カバノキ科 ハンノキ属)】
20.2. .15 撮影
【Dコショウノキ Daphne kiusiana〈胡椒の木〉(ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ属)】
20.2 15 撮影
【Eツクシが出ていました − スギナ〈杉菜〉(トクサ科) 】
20.2. 15 撮影
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※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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