ケヤマハンノキ Alnus hirsuta〈毛山榛の木〉(カバノキ科 ハンノキ属) 花期は2月。 丘陵の上部から山地に多い落葉高木。雌雄同株。高さ10-20mになる。 葉は互生。葉身は長さ8-15cm、幅4-13cmの広卵形。 先端は短くとがるかまたは鈍く、基部は円形〜浅いハート形、 ふちには欠刻状の重鋸歯がある。 側脈は6〜8対あり、表面でへこみ、裏面に隆起する。 表面は濃緑色で短毛がまばらに生え、裏面の脈上にはビロード状の軟毛が密生する。
葉の展開前に開花する。
雄花序は長さ7-9cmで柄があり、枝先に2〜4個垂れ下がってつく。
雌花序は雄花序の下方に下向きにつく。
果実は堅果。果穂は長さ1.5-2.5cmの楕円形。
【@を拡大しました − 2月16日に開花を期待して来ましたが蕾でした(昨年は、2月18日開花確認)】
18.2.16 撮影
【A8日後の今日は、開花していました − @と同じ個体】
18.2.24 撮影
【Aを拡大しました − 雄花序は長さ7-9cmで柄があり、枝先に2〜4個垂れ下がってつく】
18.2.24 撮影
【B − Aと同じ個体】
18.2.24 撮影
【C林道を挟んで反対側の別の個体 − 昨年の堅果がたくさん見られます 】
18.2.24 撮影
【Cを拡大しました − 果実は堅果。果穂は長さ1.5-2.5cmの楕円形】
18.2.24 撮影
【D − Cと同じ個体 − 雌花序は雄花序の下方に下向きにつく】
18.2.24 撮影
(枝が下向きのため、雄花序が下方に、赤い雌花序が上方に写っています)
開花を確信して、レンズを重い 「EF300mm f/4L IS USM」 に付け替えて急坂を登りました。
空をバックに高い枝を見上げて撮るため、露出を変えては何度もシャッターを押しました。
たくさん撮ったため、画像の処理に時間がかかり、やっと5枚に絞り込むのに4日もかかりました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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