2018年 2月24日  ケヤマハンノキ


手入れが行き届く林道に生えているため、道のそばの若い木は邪魔で伐採され、
目の前で花を見ることができなくなりました。


【@現在は、林道のを挟んで左右のわきにある2個体だけになりました】
18.2.16 撮影

           ケヤマハンノキ Alnus hirsuta〈毛山榛の木〉(カバノキ科 ハンノキ属) 花期は2月。
         丘陵の上部から山地に多い落葉高木。雌雄同株。高さ10-20mになる。
         葉は互生。葉身は長さ8-15cm、幅4-13cmの広卵形。
         先端は短くとがるかまたは鈍く、基部は円形〜浅いハート形、
         ふちには欠刻状の重鋸歯がある。 
         側脈は6〜8対あり、表面でへこみ、裏面に隆起する。
         表面は濃緑色で短毛がまばらに生え、裏面の脈上にはビロード状の軟毛が密生する。
         葉の展開前に開花する。
         雄花序は長さ7-9cmで柄があり、枝先に2〜4個垂れ下がってつく。
         雌花序は雄花序の下方に下向きにつく。
         果実は堅果。果穂は長さ1.5-2.5cmの楕円形。


【@を拡大しました − 2月16日に開花を期待して来ましたが蕾でした(昨年は、2月18日開花確認)】
18.2.16 撮影
                                 
【A8日後の今日は、開花していました − @と同じ個体】
18.2.24 撮影

【Aを拡大しました − 雄花序は長さ7-9cmで柄があり、枝先に2〜4個垂れ下がってつく
18.2.24 撮影

【B − Aと同じ個体】
18.2.24 撮影

【C林道を挟んで反対側の別の個体 − 昨年の堅果がたくさん見られます 】
18.2.24 撮影

【Cを拡大しました − 果実は堅果。果穂は長さ1.5-2.5cmの楕円形
18.2.24 撮影

【D − Cと同じ個体 − 雌花序は雄花序の下方に下向きにつく
18.2.24 撮影
(枝が下向きのため、雄花序が下方に、赤い雌花序が上方に写っています)

 開花を確信して、レンズを重い 「EF300mm f/4L IS USM」 に付け替えて急坂を登りました。
 空をバックに高い枝を見上げて撮るため、露出を変えては何度もシャッターを押しました。
 たくさん撮ったため、画像の処理に時間がかかり、やっと5枚に絞り込むのに4日もかかりました。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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