2月6日 ケヤマハンノキ


【@「秋吉台国定公園の高等植物」に記載がないケヤマハンノキ】
13.2.5 撮影
「山口県産高等植物目録」には『普通』とあります。

         ケヤマハンノキ〈毛山榛の木〉(カバノキ科 ハンノキ属) 花期は2月。
       丘陵の上部から山地に多い落葉高木。雌雄同株。高さ10〜20mになる。
       葉は互生。葉身は長さ8〜15cm、幅4〜13cmの広卵形。
       先端は短くとがるかまたは鈍く、基部は円形〜浅いハート形、
       ふちには欠刻状の重鋸歯がある。 
       側脈は6〜8対あり、表面でへこみ、裏面に隆起する。
       表面は濃緑色で短毛がまばらに生え、裏面の脈上にはビロード状の軟毛が密生する。
       葉の展開前に開花する。
       雄花序は長さ7〜9cmで柄があり、枝先に2〜4個垂れ下がってつく。
       雌花序は雄花序の下方に下向きにつく。
       果実は堅果。果穂は長さ1.5〜2.5cmの楕円形。


                   【@を拡大しました - 100mmマクロレンズで撮影】
                           13.2.5 撮影
                  【A葉の展開前に開花する - 300mm望遠レンズで撮影】
                         13.2.6 撮影
     【Aを拡大しました - 雄花序は長さ7〜9cmで柄があり、枝先に2〜4個垂れ下がってつく
                          13.2.6 撮影
                  【B雌花序は雄花序の下方に下向きにつく
                              13.2.6 撮影
                                 
昨日、カメラにはいつもの100mmマクロレンズを装着していたため細かいところまで撮れず、
花序の色合いから開花としました。
今日午後、どうしても望遠レンズで確かめたくて、雨が上がらない林道の急坂を傘を差して登りました。
撮りながら想像したとおり、花序はどれもどっぷりと水を含んでいましたが、開花は確認できます。
普通、こんな画像で日記を書きませんが、花が少ない今は、大切な日記の材料になりました。


※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。