3月3日 ケタチツボスミレ 

【 @ 】
   09.3.1 撮影
葉の形はタチツボスミレですが、葉の表面が粉をふいたように濁っているし、
毛がある花茎や花の形から判断して「コスミレ開花」と記録したのですが・・・。
   
        ケタチツボスミレ〈毛立坪菫〉(スミレ科 スミレ属) 花期は3月〜5月。
       タチツボスミレのうち茎や葉に毛があるもの。
       特に花柄の毛は目立つので、ニオイタチツボスミレと間違えやすい。

      タチツボスミレ〈立坪菫〉(スミレ科 スミレ属) 花期は1月〜5月。
     人家近くから山地まで最も普通なスミレ。
     茎は数本叢生して分枝し、果期には高さ30cmになる。
     葉は心形ないし扁心形、長さ1.5〜2.5cm、低い鋸歯があり、基部は心形、
     先は下方の葉では鈍く、上方の葉では急にとがる。茎葉は花後に少し細長くなる。
     托葉は櫛の歯状に切れ込む。花柄は長さ6〜10cm、根生並びに茎上に出る。
     花は淡紫色で、距はやや細長く、紫色を帯びる。

                                         
【 A 茎や葉に毛がある「ケタチツボスミレ」と思われます】
 09.3.1 撮影 

  
【Aを拡大しました】  
09.3.1 撮影
特に花柄の毛は目立つ(ケタチツボスミレ)

【@を拡大しました】
09.3.1 撮影

【伸びきっていませんが、櫛の歯状の托葉が見えます】
09.3.1 撮影

【托葉にピントを合わせて】
09.3.1 撮影
タチツボスミレの托葉は櫛の歯状に切れ込む

【花を拡大しました ― 側弁が1個落ちています】
09.3.1 撮影
托葉があり、花茎に毛がありますが、
葉にも毛がある点と花から判断して、ニオイタチツボスミレとは違います。

【そばにあった小さな株の花です】
09.3.1 撮影

 以上、時間がかかりましたが、ケタチツボスミレと同定しました。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。