2021年 2月22日  ケキツネノボタン



【@今日、開花確認しました − 柿園そばの湿地で】
21.2.22 撮影

       ケキツネノボタン Ranunculus cantoniensis 〈毛狐の牡丹/別名オニキツネノボタン〉
                            (キンポウゲ科 キンポウゲ属) 花期は2〜6月。
     日当たりのよい湿った草地にふつうに生える多年草。
     茎は高さ20-65cm、よく分枝し、開出毛が密生し、
     基部は前年の葉柄が枯れて繊維状になったものに覆われる。
     根出葉は1〜3(〜6)個、葉身は五角状腎円形、長さ4-9cm、幅6-12cm、
     3全裂、裂片は浅く切れ込み、鋸歯があり、両面に伏毛があり、
     葉柄は長さ6-25cm、開出毛が密生する。
     茎葉は3全裂〜深裂、短い葉柄があるか無柄。
     花期は3〜8月、数個がコンパクトな集散花序につき、径0.8-1.2cm、
     鮮黄色
、花柄は長さ0.5-1.5cm、伏毛がある。
     萼片は5個、卵形、長さ3-4mm、幅1.5-3mm、舟形、背面に伏毛があり、反曲する。
     花弁は5個、倒卵形、長さ5mm、幅3-3.5mm。
     葯は狭楕円形、長さ1.5mm、花し糸は糸状。
     集合果はほぼ球形〜楕円形、径8-12mm、果托には開出毛が生える。
     痩果は倒卵状、長さ3-4mm、扁平、無毛で平滑、周囲に縁取りがあり、
     嘴は長さ1mm、太く、曲がらないかときに先端のみ緩やかに曲がる。
     本州〜沖縄に分布し、人里に近い窪地や田のあぜなどに生える。
     有毒植物。
     キツネノボタンに似て、茎や葉柄に開出するあらい毛が密生することが和名の由来。
     
− 改訂新版「日本の野生植物-2」 −
         

【A茎葉は3全裂〜深裂、短い葉柄があるか無柄
21.2.22 撮影
                                 
【Aを拡大しました − 花は数個がコンパクトな集散花序につき、径0.8-1.2cm、鮮黄色
21.2.22 撮影
「花弁は5個、倒卵形、葯は狭楕円形、花糸は糸状」

【Bそばの別の個体には、根出葉がありました】
21.2.22 撮影

【Bを拡大しました −根出葉は1〜3(〜6)個、葉身は五角状腎円形、3全裂、裂片は浅く切れ込み
21.2.22 撮影

【C 葉柄は長さ6-25cm、開出毛が密生する
21.2.22 撮影


 ◇キツネノボタンに似て、茎や葉柄に開出するあらい毛が密生することが和名の由来。

※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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