ハンショウヅル Clematis japonica 〈半鐘蔓〉(キンポウゲ科 センニンソウ属)
花期は5〜6月。
下向きに咲く鐘形の花を半鐘に例えたもの。
山地の林縁や林内に生えるつる性の低木。茎は暗紫色を帯びる。
葉は対生し、3出複葉。
小葉は長さ3〜8cmの倒卵形で、3〜5脈がはっきりし、上部に鋸歯がある。
葉腋から長い柄を出し、下向きに暗紅紫色の鐘形の花を1個開く。
花弁はなく、萼片は4個で長さ約3cm、ふちに白毛が多い。
花柱は花後伸長し、長毛が密生する。
★本州の中国地方と九州には、萼片の外面に淡黄褐色の毛が密生するものがあり、
ケハンショウヅルvar.villosula という。
【A − @の右の花】
14.5.28 撮影
【B − @の左の花】
14.5.28 撮影
【Bを拡大しました】
14.5.28 撮影
【C同じ林道を上がっていった所に】
14.5.31 撮影
【Cを拡大しました − 咲いたのですが、風で揺れていて…】
14.5.31 撮影
* * * * * ハンショウヅルの画像を * * * * *
【Dこの株は今年、無くなっています】
11.6.2 撮影
【Eを拡大しました − 淡黄褐色の毛が無いので、すっきりと萼の色が濃く見えます】
11.6.2 撮影
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以前はハンショウヅルをたくさん見たのに次々と抜かれてしまい、今年花を確認できたのは3ヵ所だけで、
いずれもケハンショウヅルです。
特に、10年以上も前のこの時期に、白色のハンショウヅルを確認したのが消えてしまったことは残念で
仕方ありません。
真崎先生も確認されていたそうで、「見つけたら知らせてください」と、言われているのです。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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