2014年 6月1日  ウルシ



「秋吉台国定公園の高等植物」には『林地に稀』と記載がありますが、きょう初めて見ました。

【@秋吉台の山裾で】
14.6.1 撮影

           ウルシ Rhus vemiciflua〈漆〉(ウルシ科 ウルシ属) 花期は 5〜6月。
         中国・インド原産の高さ7+10mになる落葉高木。雌雄異株。         
         古い時代に渡来し、漆をとるために渓谷沿いの比較的湿潤な所に栽培され、
         野生化したものも見られる。
         樹皮は灰色。縦に浅く裂け、鱗片状にはがれる。
         葉は互生。長さ25-40cmの奇数羽状複葉で、4〜7対の小葉がある。
         小葉は長さ6-15cmの卵状長楕円形または長楕円形で全縁、先は鋭くとがる。
         表面は無毛。裏面の脈上には軟毛が密生する。
         花序は長さ10-15cmの円錐状、黄緑色の小さな花を多数つける。
         花序の軸には開出する短毛がある。
         花弁は5個、長さ2.5mmほどの楕円形で、大きく反り返る。

         

【A実は、右の蕾の木が目的で、ウルシは私には邪魔な存在だったのです − 右の木何か分かります?】
14.6.1 撮影
                                 
【B同行の徳光さんが「ウルシ!」と。『新しく見つけた花』が、こんな風に出現したのは初めて】
14.6.1 撮影

【C「ヤマウルシ・ツタウルシ・ヤマハゼ・ハゼノキ、これで全部と思っていた」←私】
14.6.1 撮影

【D長さ25-40cmの奇数羽状複葉で、4〜7対の小葉がある
14.6.1 撮影

【Dを拡大しました − 表面は無毛
14.6.1 撮影

【E】
14.6.1 撮影

【Eを拡大しました − 裏面の脈上には軟毛が密生する
14.6.1 撮影

【F円錐状の花序に黄緑色の小さな花を多数つける
14.6.1 撮影

【Fを拡大しました −花弁は5個、長さ2.5mmほどの楕円形で、大きく反り返る − 雌花です】
14.6.1 撮影

「花序の軸には開出する短毛がある」

【G樹皮は灰色。縦に浅く裂け、鱗片状にはがれる
14.6.1 撮影


       そばの白い花序の木は、十数年探し続け、とうとう見つけた木です。開花が待ち遠しい。



※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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