カヤツリグサ Cyprrus microiria 〈蚊帳吊草/別名マスクサ〉
(カヤツリグサ科 カヤツリグサ属) 花期は 7〜10月。
茎の両端をつまんで裂くと、真ん中に四角形ができる。この形を蚊帳に見立てたもの。
別名は枡草で枡を連想したもの。
畑や荒れ地、道ばたなどにふつうに生える高さ20-60cmの1年草。
茎は3稜形。
葉は根もとに1〜3個つき、幅2-3mmの線形。
茎の先に葉と同形の苞が3〜4個あり、その間から5〜10個の枝をのばす。
枝の先はふつう3つに分かれ、黄褐色の小穂がややまばらにつく。
花序の枝や小穂の軸には翼がある。
小穂は長さ0.7-1.2cmの線形で、10〜20個の小花が2列に並んでつく。
鱗片は広倒卵形で、先端は短くとがる。
柱頭は3個。
果実は3稜のある倒卵形で、鱗片よりやや短い。
花期:8〜10月 分布:本、四、九
− 増補改訂新版「野に咲く花」 −
【@を拡大しました − 茎の先に葉と同形の苞が3〜4個あり、その間から5〜10個の枝をのばす】
20.7.9 撮影
【A枝の先はふつう3つに分かれ、黄褐色の小穂がややまばらにつく】
20.7.9 撮影
【Aを拡大しました − 小穂は長さ0.7-1.2cmの線形で、10〜20個の小花が2列に並んでつく】
20.7.9 撮影
カヤツリグサ属を調べようとしたら、カヤツリグサの日記は15年前に書いたきりと分かり、
この際書き替えました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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