2020年 9月13日  ホソバママコナ



【@これまで2〜3回見ていて、今回は、十数年前に見つけた本人Tさんと一緒に来ました − 秋芳町秋吉で】
20.9.13 撮影

        ホソバママコナ Melampyrum setaceum (ハマウツボ科 ママコナ属) 花期は 8〜10月。
      半寄生の一年草。
      茎は高さ25-50cm。
      葉は対生し、狭披針形または広線形で、先は尾状に長くとがり、
      基部に2-4mmの短い柄があり、両面に短毛が散生し、
      長さ1.5-8cm、幅0.2-1.3cm。
      8〜10月、枝先に長さ2-6cmの花序をつくり、多くの花をつける。
      苞は多くは紅紫色をおび、線状披針形で、先は刺状にとがり、
      縁に刺毛状の長い歯牙があり、長さ5-15mm、幅2-6mm。
      萼裂片は三角状で鋭くとがる。
      花冠は紅紫色で長さ13-16mm。
      中国地方西部・四国北部・九州北部、朝鮮半島・中国(東北)に分布する。
      絶滅危惧TB類 (EN)。
       − 改訂新版「日本の野生植物 5」 −

【@を拡大しました − 近年の高温乾燥の夏の気候にも負けず、元気にたくさん咲いていました】
20.9.13 撮影
                                 
【A葉は対生し、狭披針形または広線形で、先は尾状に長くとがり
20.9.13 撮影

【B多年草と思ったほど、大きく、しっかりした株も】
20.9.13 撮影

【C枝先に長さ2-6cmの花序をつくり、多くの花をつける
20.9.13 撮影

「花冠は紅紫色で長さ13-16mm」

【D苞は多くは紅紫色をおび、線状披針形で、先は刺状にとがり
20.9.13 撮影

【E縁に刺毛状の長い歯牙があり
20.9.13 撮影

【Eを拡大しました −
20.9.13 撮影

  十数年前から複数回見に来た同行の人に、「ホソバママコナ」と教えられたらしいのに、
  ここに毎年開花確認に来られそうに無かったし、
  植物名を同定できる画像は撮れてなく、一人で再びやってくる気は起こらないまま。
  いつの間にか頭の中で名前は「シコクママコナ」になっていた花は、「ホソバママコナ」でした。

  今回、名前をキチッと教えてもらった上、Tさんの提言もあり、「見つけた花」にしました。
  ホソバママコナについた花番号は「1586」。 
  
  この日記を書きながらも、盗掘癖のある複数の知人の顔が浮かんで仕方ありません。
  どうか、独り占めにしないで! 盗掘しないで!

※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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