カワヂシャ〈川萵苣〉(ゴマノハグサ科) 花期は5〜6月。
川べりに生えるチシャという意味でつけられた。田のあぜや川岸、溝のふちなど、湿ったところに生える高さ10〜50pの2年草。茎は柔らかく無毛。葉は柄がなくて対生し、披針形〜長楕円状披針形で柔らかく、縁はゆるく波打つ。葉腋から総状花序を出し、直径3〜4oの小さな花を多数つける。
整備された公園内の溝の中に自生しているカワヂシャが開花しました。
昨年は、刈られて花を見ることができなかったので、今年は早々と係の方に「あそこにびっしりと生える草、花が見たいので置いといてね」と、お願いしたのでした。
05.5.8 撮影
「花冠は白色で、淡紅紫色のすじがあり、4裂して皿状に開く」
カワヂシャを知らなかった友人が、一緒に撮影に向かいながら、「なに科?」
「ゴマノハグサ科」。
「ゴマノハグサ科は分かりにくいんだよね」と、がっかりした様子でした。
ツタウルシ(ウルシ科)
05.5.8 撮影
ツタウルシ〈蔦漆〉 花期は5〜6月
山地に生える落葉つる性木本。雌雄別株。茎から気根を出して木や岩に高くはいのぼる。葉は柄のある3出複葉で互生する。葉腋から総状花序を伸ばし、黄緑色の小さな花を多数つける。花の直径は3oほど。
ツタウルシは、高くはいのぼったり足元ではっていますが、今、花盛りです。
【溝のふちを這っているツタウルシ】
05.5.8 撮影
「葉にラッコールという漆成分を含み、触れるとひどくかぶれる」
幼木の葉には粗い鋸歯があり、ツタの葉に似ているので、特に注意が必要です。
【ツタウルシの花―雄花】
05.5.8 撮影
「花弁は5個で、雄花も雌花も反り返る。雄花の雄しべは5個」
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