5月9日  ジャケツイバラ・タラヨウ

     ジャケツイバラ       05.5.9 撮影
   
 ジャケツイバラ〈蛇結茨〉(マメ科) 花期は5月。
 林縁や河原などの日当たりのよいやや湿ったところに生えるつる性落葉低木。枝には鋭いカギ状の刺がある。葉は偶数2回羽状複葉で、小葉は5〜12対。枝先に黄色の花が長さ20〜30pの長い穂になってつき、花は直径3pほど。果実は豆果で長さ7〜10p。10〜11月に褐色に熟すと2つに裂開し、数個の種子を出す。

 
 
 昨年寂しかったジャケツイバラが、たくさん咲いています。
 毎年カナブンと競争のように花を撮ってきたのに、今のところ、カナブンは少ないように感じます。
                    【上の画像を拡大しました】                    
                        
                     タラヨウ(モチノキ科)                        
05.5.9 撮影

 
 タラヨウ〈多羅葉/別名モンツキシバ〉 花期は5月。
 暖地の山地に生える高さ10〜20mになる常緑高木。葉裏に細い棒で字や絵を書くと、その跡がすぐ黒くなるので、インドで経文を書くのに利用された貝多羅樹(ヤシ科)になぞらえて多羅葉の名がついたといわれる。雌雄別株。葉は互生し、長楕円形で、厚くて表面は光沢がある。前年枝のごく短い短枝に黄緑色の花を多数つける。花は直径約8o。

 
 花が咲かない冬の間に林を歩き、タラヨウを数株見つけましたが、花が咲いたのは、昨年見つけた、この大きな1株だけでした。
                     
05.5.9 撮影

【上の画像を拡大しました―雄花です】
                
   秋吉台では雄株しか知らないので、まだ、タラヨウの赤い実を見ることができません。