2020年 1月26日  カワヂシャ



【@湿地に群生しているオランダガラシの中に、カワヂシャの花が咲いていました − 秋芳町広谷で】
20.1.26 撮影

        カワヂシャ Veronica undulata〈川萵苣〉(オオバコ科 クワガタソウ属) 花期は5〜7月。
      川岸、溝の縁や田に生える越年草。
      茎は直立または斜上して高さ10-100cm、葉とともに無毛である。
      葉は狭卵形または長楕円状狭卵形で先はややとがり、
      基部は円形で柄がなく茎をやや包み、縁にはややとがる鋸歯があり、
      長さ2.5-8cm、幅0.5-2.5cm。
      5〜6月、葉腋に長さ5-15cm、幅1-1.5cmの細い花序を出し、
      50〜120個の花をつける。
      花柄は長さ3-5mm、腺毛を散生し、果期にまっすぐに斜上する。
      萼裂片は狭卵形でとがる。
      花冠は白色から白紫色で淡緑色の脈があり、皿状に広く開き、径4-6mm。
      刮ハは球状で先がわずかにへこみ、長さ幅とも2.5-3.2mm、
      先端に長さ1-1.5mmの1-1.5mmの花柱がある。
      種子は板状の楕円形で長さ0.5mm、幅0.4mm。
      2017年環境省レッドリストでは準絶滅危惧(NT)に指定されている。
      中国・東南アジア・インドに分布する。
      和名は<川岸に生えるチシャ>の意味で、若葉を食用とする。
       − 改訂新版「日本の野生植物5」 −

【@を拡大しました − 茎は直立または斜上して高さ10-100cm、葉とともに無毛
20.1.26 撮影
                                 
【A葉は狭卵形または長楕円状狭卵形で先はややとがり
20.1.26 撮影
「基部は円形で柄がなく茎をやや包み、縁にはややとがる鋸歯があり」

【B葉腋に長さ5-15cm、幅1-1.5cmの細い花序を出し、50〜120個の花をつける
20.1.26 撮影

【Bを拡大しました −花冠は白色から白紫色で淡緑色の脈があり、皿状に広く開き、径4-6mm
20.1.26 撮影

【C − Bを角度を変えて撮りました】
20.1.26 撮影

【Cを拡大しました − 花冠は白色から白紫色で淡緑色の脈があり、皿状に広く開き、径4-6mm
20.1.26 撮影


* * * * * 今日咲いていた花のうち、ほかの2種を * * * * *

【D イボミキンポウゲ Ranunculus sardous〈疣実金鳳花〉(キンポウゲ科 キンポウゲ属)】
20.1. 26 撮影

【E ビジョザクラ Verbena hybrida〈美女桜〉(クマツヅラ科 クマツヅラ属)】
20.1.26 撮影

          園芸種の逃げ出し品は苦手で、記録に既存のヒメビジョザクラとしていましたが、
          調べたところ、新しく見つけた花でビジョザクラと判明しました。
  

※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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