カテンソウ Nanocnide japonica〈花点草〉(イラクサ科 カテンソウ属)
花期は3〜5月。
山野の木陰などに群生する高さ10-30cmの多年草。
葉は互生し、長さ幅とも1-3cmの菱形状卵形で、ふちに深い鋸歯がある。
雌雄同株。
雄花序は上部の葉腋につき、長い柄がある。
雄花の花被片は5個、雄しべも5個ある。
雌花序は柄がなく、葉腋にかたまってつくので目立たない。
雌花の花被片は4個で、先端に剛毛がある。
果実は痩果で花被に包まれ、熟すと花被から落ちる。
花期:4〜5月 分布:本、四、九
− 増補改訂新版「野に咲く花』 −
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【Aイチリンソウの開花確認画像 − 足元が危ない斜面、すぐ後ろが川のため神経を集中して撮影】
20. 3.7 撮影
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イチリンソウ Anemone nikoensis〈一輪草〉 (キンポウゲ科 イチリンソウ属) 花期は3〜4月。
山地草地や林内などにに生える高さ2-0-25cmの多年草。
根生葉は地下茎の先につくが、花茎の基部にはつかない。 茎葉は3個輪生し、3出複葉で、長い柄がある。 小葉は羽状に深裂する。
花は1個つき、直径3-4cm。
花弁はなく、白い5〜6個の萼片が花弁のように見える。
萼片の裏面は紫色を帯びることがある。
花期:4〜5月 分布:本、四、九
* * * * *きょう開花を見た他の1種を * * * * *
【Bヤドリギ Viscum album var.coloratum〈宿木〉(ビャクダン科 ヤドリギ属)】
20. 3.7 撮影
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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