カセンソウ〈歌仙草〉(キク科) 花期は6〜10月。 日当たりのよい山野の湿地に生える高さ60〜80pの多年草。葉は互生し、広披針形で、表面がざらつき、さわるとぱさぱさと乾いた感じがする。枝先に直径3〜4pの黄色の頭花をつけ、頭花のすぐ下には苞葉が集まってつく。
開花したと思ったら、もう草原のあちこちでたくさん咲き、今年はカセンソウが特にきれいです。
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カセンソウを見ると四国カルスト学習館の館長さんが「今年も咲きましたよ」と、話される笑顔が重なります。
四国カルストは冬の寒さが厳しいので、1画でやっと生きているし、元気がないのです。
この秋吉台のカセンソウを館長さんに見せてあげたいと思うのに、なかなか実現できません。
ナワシロイチゴ(バラ科)
05.6.24 撮影
ナワシロイチゴ〈苗代苺/別名サツキイチゴ〉 花期は5〜6月。
山野の日当たりのよいところに普通に生える落葉小低木。枝はつる状に伸びてはい回ります。茎や枝には軟毛が密生し、下向きの刺があります。葉は互生。奇数羽状複葉で、ふつう小葉は1対。枝先や葉のつけ根に紅紫色の花が上向きにつきます。花弁は長さ5〜7o。
林のふちでおいしかったナガバノモミジイチゴに続いて、草原の日当たりのよいところでナワシロイチゴの濃い赤色の実が、甘酸っぱくておいしい季節になりました。
【まだ花も咲いています】
05.6.25 撮影
【上の画像を拡大しました】
6月26日(日) 曇り一時小雨。
毎月1回は必ず秋吉台を歩く友人と一緒でした。
いつもあんなに目に入る、真っ赤に熟したナワシロイチゴが今日は見えなくて、朱色の実を口に入れて「あー、酸っぱい!」と。
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