2016年 7月31日  カラスザンショウ



【@葉が茂る前は楽に花序が見えると思ったものです − 林道で見上げて 】
16.7.27 撮影

       カラスザンショウZanthoxylum ailanthoides〈烏山椒/別名アコウザンショウ〉
                            (ミカン科 サンショウ属) 花期は7〜8月。
     河原や崩壊地、伐採跡などに生える高さ15mになる落葉高木。雌雄異株。
     枝に鋭い刺が多い。
     樹皮は灰褐色で、成木になるといぼ状になった刺のあとが目立つ。
     葉は互生。枝の上部に集まってつく。
     大形の奇数羽状複葉で小葉は7〜15対、長さ5-15cmの長楕円状被針形〜被針形、
     先は尾状に鋭くとがり、基部は円形、ふちには浅い鈍鋸歯がある。
     枝先に13-20cmの散房花序を出し、緑白色の小さな花を密につける。
     花弁は5個、長さ2-2.5mmの長楕円形。
     雄花の雄しべは5個。雌花の子房や花柱は緑色。
     萼は5深裂する。
     果実は3個の分果に分かれる。
     分果は直径3-5mmの平たい球形、灰褐色でしわが寄る。
     11〜1月に熟し、裂開して直径3-4mmの光沢のある黒い種子を1個出す。

【A とても高い所。雄花か雌花か判別できません】
16.7.27 撮影
                                 
【Aを拡大しました − 大形の奇数羽状複葉で小葉は7〜15対
16.7.27 撮影
「長さ5-15cmの長楕円状被針形〜被針形、
     先は尾状に鋭くとがり、基部は円形、ふちには浅い鈍鋸歯がある」

【B下方で咲いていた花を − 枝先に13-20cmの散房花序を出し、緑白色の小さな花を密につける
16.7.27 撮影

【Bを拡大しました − 雄花と分かりますが】
16.7.27 撮影

カラスザンショウは、伐採跡にいち早く沢山進入し、競争のように、ものすごい勢いで生長していき、
大きな株の陰になった株は、いつの間にか消えています。
葉がない時期は、この株で楽に花が見られると思っても、いざ花の季節になると、花序は葉に隠れ、
今年は、必ず花を撮ろうと頑張ったつもりが、開花確認はできても、花の詳細が撮れません。

※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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