カラクサナズナ〈唐草薺/別名カラクサガラシ・インチンナズナ〉
(アブラナ科 マメグンバイナズナ属) 花期は6〜7月。
ヨーロッパ原産の1年草。全体に特有の臭気がある。
日本には大正時代に入ったといわれ、関東地方以西の暖地に帰化している。
茎は基部より多く分岐し、斜めに立って高さ10〜20cm。
葉は長さ約3cmで、羽状に全裂し側裂片は幅1〜2mm、3〜7対あり、歯牙がある。
葉腋から総状花序を出し、直径1mmの細かい、白〜淡黄色の花をつける。
果実は2個の球を合わせた形で高さ1.5mm、表面が網目状にくぼむ。
【葉腋から総状花序を出し】
09.6.14 撮影
「直径1mmの細かい、白〜淡黄色の花をつける」
【上の画像を拡大しました ― 花は直径1mm】
09.6.14 撮影
「花弁は白いが微小で、ないことも多く、雄しべは2本。
萼と子房だけが目立つので、花は淡緑色に見える」
肉眼では開花直後と思いましたが、果実もできています。
【 葉は長さ約3cmで羽状に全裂】
09.6.14 撮影
「側裂片は幅1〜2mm」
「カラクサナズナはあまり旺盛に生長しないが、特異な臭いを持つため、飼料に混入し、
それを食べた牛の乳は『特異な臭いのする牛乳』になるので、強害雑草とされている」
それにしても小さな草です。
もう少し大きな株があるのではないかと、近くを探しましたが、マメグンバイナズナはあっても、カラクサナズナはこのアスファルトの割れ目で3株生えているだけでした。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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