カンサイタンポポ Taraxacum japonicum〈関西蒲公英〉
(キク科 タンポポ属) 花期は11~5月。
西日本の平地の農村に普通の多年草。
葉は全縁または羽状浅裂、ときには羽状深裂。
花期は3~5月。
頭花は小さく、径2-3cm、小花数20~100。
舌状花冠は黃色、雄しべは黒色を帯びる。
総苞は緑色で、花時長さ12-15mm。
総苞外片は圧着し小さく、総苞の 2/5~3/5 を覆い、密な縁毛がある。
最外片は長楕円披針形または卵状長楕円形。
先端の角状突起はないか小さく、長さ1.5mm以下。
花粉粒は大きさが均一で有性生殖をおこなう。
痩果は淡黄褐色で卵形。冠毛は長さ5-7mm。
近畿地方を中心に、中国地方・四国(瀬戸内海沿岸)・北九州に分布。
日本固有。
- 改訂新版「日本の野生植物 5」 -
【①を拡大しました - カンサイタンポポは、日本固有のタンポポです】
17.11.10 撮影
【②葉は全縁または羽状浅裂、ときには羽状深裂】
17.11.10 撮影
【②を拡大しました】
17.11.10 撮影
【③頭花は小さく、径2-3cm、小花数20~100。舌状花冠は黃色、雄しべは黒色を帯びる。】
17.11.10 撮影
【④総苞外片は圧着し小さく、総苞の 2/5~3/5 を覆い、密な縁毛がある】
17.11.10 撮影
【④を拡大しました - 先端の角状突起はないか小さく、長さ1.5mm以下】
17.11.10 撮影
最近は、植物の秋吉台での花期が図鑑と随分ずれがあると感じています。
花期調査は大変な作業ですが、続けてきて本当に良かったと思います。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
|