カンコノキ Giochidion obovatum (ミカンソウ科 カンコノキ属) 花期は7〜10月。
近畿地方以西の沿岸地に生える落葉または半落葉の低木または小高木。
高さ1〜6mになる。 雌雄異株ときに同株。
葉は互生し、2列に並ぶ。
葉身は長さ2.5-5.5cmの倒卵形または狭倒卵形。
先は鈍形で基部はくさび形。ふちは全縁。
葉腋に白色の小さな花を束生する。
雄花には長さ1cmの柄があり、萼片は6個、楕円形で長さ約2mm、平開する。
雌花の柄は短く長さ約1mm、萼片は6個で直立し無毛。
花柱は合着して柱状になり、萼より少し長い。
果実は刮ハ。直径約6mmの扁球形で、褐色に熟して裂開する。
果皮が落ちても中軸は残り、種子はすぐには落ちない。種子は朱色、長さ約3mmの卵形。
【A一人でこの急斜面に来るのは苦手ですが、今回はTさんが是非見たいと…】
14.9.14 撮影
【Aを拡大しました − 果実は刮ハ。直径約6mmの扁球形】
14.9.14 撮影
【B葉身は倒卵形または狭倒卵形。先は鈍形で基部はくさび形。全縁】
14.9.14 撮影
* * * * * 撮っている一番ましな花の画像を * * * * *
【C雌雄異株ときに同株。葉腋に白色の小さな花を束生する − この株は雌雄同株です 】
09.8.11 撮影
【Cを拡大しました − 雄花には長さ1cmの柄があり、萼片は平開する − 左下に雌花】
09.8.11 撮影
【D雄花と雌花 − 雌花の柄は短く長さ約1mm、萼片は6個で直立】
09.8.8 撮影
カンコノキは花期が長く、今の時期には花と若い果実の両方が付いていますが、今回はカメラで撮れる方向に花がありませんでした。
果実が裂開した頃、Tさんを誘ってまた来ようと思いました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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