イタドリ Fallopia japonica〈虎杖〉(タデ科 ソバカズラ属) 花期は6〜10月。
虎杖は漢名。根茎を乾燥したものを虎杖根と呼び、緩下剤などにする。
山野のいたるところに生える高さ50-150cmの多年草。雌雄異株。
茎は太く中空で、初めは紅紫色の斑点がある。
葉は互生し、長さ6-15cmの卵形〜広卵形で先は急にとがる。
葉腋から枝を出し、その先に直径3-4mmの小さな花を多数つける。
花被は白色〜紅色で5裂する。
雄花には雄しべが8個あり、雌しべはごく小さい。
雌花には3個の花柱があり、雄しべはごく小さい。
花のあと雌花の外側の花被片3個は翼状に張り出し、痩果を包む。
変化が多く、花や果実が赤いものをベニイタドリ(メイゲツソウ)とという。
【A葉腋から枝を出し、その先に直径3-4mmの小さな花を多数つける − 雄花序】
14.9.18 撮影
【B 花被は白色〜紅色で5裂する − 雄花】
14.9.18 撮影
【Bを拡大しました − 雄花には雄しべが8個あり、雌しべはごく小さい】
14.9.18 撮影
【C上の雄株と隣り合った雌株】
14.9.18 撮影
【D雌花序】
14.9.18 撮影
【E花は直径3-4mm】
14.9.18 撮影
【Eを拡大しました − 雌花には3個の花柱があり、雄しべはごく小さい】
14.9.18 撮影
【F花盛りの花と終わりかけた花が混在している花序】
14.9.18 撮影
【G花のあと雌花の外側の花被片3個は翼状に張り出し、痩果を包む】
14.9.18 撮影
高くて枝を多く分け、まるで樹木のように見え、毎年気になりながら無視してきた大木(?)のイタドリ。
図鑑で調べてもイタドリ以外の何物でも無いことが判明。
これでスッキリしました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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