2019年 1月7日  カミヤツデ



ここのカミヤツデは、20年前に私が秋吉台を歩き始めた時から数株生えていました。
大木が切り払われてしまった時もありましたが、残された小さな株が育ち、花を咲かせています。

もともと植栽されたものですが、これは、「逃げ出し品」としても良いかなと思いつつ、数年が経ち、
今回同行の友人の進めもあって、植栽品の逸出、カミヤツデを「新しく見つけた花」に加えました。

【@この高さは2mほど】
19.1.6 撮影

          カミヤツデ Tetrapanax papyriferus〈紙八手/別名ツウダツモク〉
                         (ウコギ科 カミヤツデ属) 花期は1月〜。
         分布/中国・台湾原産。暖地では逸出して、群生している。
         樹形/常緑または落葉低木。高さ2-6mになる。
         葉/互生。枝先に集まってつく。
            葉身は長さ幅とも70cmほどのほぼ円形、基部は深いハート形で、
            掌状に7〜12裂し、裂片はさらに中ほどまで2裂する。
            ふちには浅い鋸歯がある。裏面は白色で星状毛が密生する。
            葉柄は長さ20-50cm、淡褐色の粉状の毛が密にある。
         花/11〜12月、枝先に球状の散形花序を円錐状に多数つける。
            花は淡黄白色。(小さな花が球状に集まってつく。雄しべは4個。)
         用途/茎には白色の太い髄がある。
            髄を乾燥して薄く切ったものを通算紙といい、造花の材料などに利用する。
            紙八手の名もここからきている。
          − 「樹に咲く花 離弁花2」 −

【A葉身は長さ幅とも70cmほどのほぼ円形、基部は深いハート形で
19.1.6 撮影
                                 
【Aを拡大しました − 掌状に7〜12裂し、裂片はさらに中ほどまで2裂する
19.1.6 撮影

【B11〜12月、枝先に球状の散形花序を円錐状に多数つける
19.1.6 撮影

【Bを拡大しました − 開花しているのか・・・開いた花を探しました】
19.1.6 撮影

【C咲き終わっているようには見えませんが】
19.1.7 撮影

【Cを拡大しました − 花序の下の方では咲いている?】
19.1.7 撮影

【D小さな花が球状に集まってつく
19.1.7 撮影

【Dを拡大しました − 雄しべは4個 − 開花しています!
19.1. 7 撮影

【E小さな花が球状に集まってつく
19.1. 7 撮影

【Eを拡大しました −雄しべは4。
19.1.7 撮影

図鑑の花期は、11〜12月ですが、
秋吉台は暖地とは言えない所で、1月の今が咲き始めと見ました。 
これからの様子を観察し、満開状態を撮らなければ。



 ずっと前から見ていきた花、カミヤツデについた花番号は、『1542』。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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