カミガモシダ(チャセンシダ科 チャセンシダ属) 常緑性。 根茎は短く、斜上し、葉を叢生し、鱗片をつける。 鱗片は小さく、長さ約1mm、披針形、鋭尖頭、濃褐色で格子状。 葉柄は長さ2-8cm、紫〜茶褐色で光沢があり、やや繊細、平滑、基部に鱗片をつける。
葉身は単羽状をなし、線形〜狭披針形、長さ7-20cm、幅1.5-3.5cm。
羽片は薄い草質、無柄、狭長楕円形だが基部前側に耳状突起があるので、
三角状長楕円形に見え、鈍頭、辺縁は羽状に中〜深裂するので裂片が顕著となる。
胞子嚢群は長楕円形〜線形、羽片に数個つくが、裂片の辺縁近くにつくこともある。
中軸の先端は伸びて、地に接したところで芽をつけ、無性的に繁殖するので、
やや密な群落をつくることがある。 本州(新潟県・岐阜県以西)・四国・九州に分布し、山地の岩上や地上に生じる固有種で、 京都府から兵庫県ではやや普通であるが、ほかではまれである。
和名は京都の上賀茂神社にちなむ。
【@を拡大しました】
16.1.16 撮影
「中軸の先端は伸びて、地に接したところで芽をつけ、無性的に繁殖するので、
やや密な群落をつくることがある」
【A右下方を】
16.1.16 撮影
【B葉身は単羽状をなし、線形〜狭披針形、長さ7-20cm】
16.1.16 撮影
【Bを拡大しました − 羽片は薄い草質、無柄、狭長楕円形だが基部前側に耳状突起があるので】
16.1.16 撮影
「三角状長楕円形に見え、鈍頭。
辺縁は羽状に中〜深裂するので裂片が顕著となる」
【C胞子嚢群は長楕円形〜線形、羽片に数個つくが】
16.1.16 撮影
【Cを拡大しました − 裂片の辺縁近くにつくこともある】
16.1.16 撮影
※ 事情があって、シダの一覧は公開していません。
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