2015年1月11日 カミガモシダ


【@秋吉台の記録に無かったシダを2年前に友人が見つけました】
15.1.11 撮影

        カミガモシダ(チャセンシダ科 チャセンシダ属) 常緑性。
      根茎は短く、斜上し、葉を叢生し、鱗片をつける。
      鱗片は小さく、長さ約1mm、披針形、鋭尖頭、濃褐色で格子状。
      葉柄は長さ2-8cm、紫〜茶褐色で光沢があり、やや繊細、平滑、基部に鱗片をつける。
      葉身は単羽状をなし、線形〜狭披針形、長さ7-20cm、幅1.5-3.5cm。
      羽片は薄い草質、無柄、狭長楕円形だが基部前側に耳状突起があるので、
      三角状長楕円形に見え、鈍頭、辺縁は羽状に中〜深裂するので裂片が顕著となる。
      胞子嚢群は長楕円形〜線形、羽片に数個つくが、裂片の辺縁近くにつくこともある。
      中軸の先端は伸びて、地に接したところで芽をつけ、無性的に繁殖するので、
      やや密な群落をつくることがある。
      本州(新潟県・岐阜県以西)・四国・九州に分布し、山地の岩上や地上に生じる固有種で、
      京都府から兵庫県ではやや普通であるが、ほかではまれである。
      和名は京都の上賀茂神社にちなむ。
     


      【@を拡大しました − 中軸の先端は伸びて、地に接したところで芽をつけ、
                      無性的に繁殖するので、やや密な群落をつくることがある

                              15..1.11 撮影

            【A葉身は単羽状をなし、線形〜狭披針形、長さ7-20cm、幅1.5-3.5cm
                                   15.1.11 撮影

          【B羽片は薄い草質、無柄、狭長楕円形だが基部前側に耳状突起があるので、
                                   15.1.11 撮影

  【C葉裏を − 三角状長楕円形に見え、鈍頭、辺縁は羽状に中〜深裂するので裂片が顕著となる
                                15.1.11 撮影
                                 
【D葉裏を − 胞子嚢群は長楕円形〜線形、羽片に数個つく
 15.1.11 撮影

          【E上とは別の2ヵ所目を − 「山口県産高等植物目録」には『稀』】
                            15.1.11 撮影

                       【F − Eの下方を】
                         15.1.11 撮影
                    

ここに一人で来なければと、数日かけて気合いを入れ、「ついでにあれも…」など考えず、
ひたすら目的物を目指しました。
1年に1度の確認ですが、今回が3度目。
今までで一番個体数が多く、生き生きしていて、きれいと感じました。

※ 事情があって、シダの一覧は公開していません。
※ この記事に関するご意見等は、掲示板かメールでお願いいたします。

次ページ

TOP