1月8日 カミガモシダ


友人に情報をもらって、秋吉台国定公園内で見つけました。

【@「山口県産高等植物目録」には『稀』、秋吉台の記録にはありません】
13.1.8 撮影

      カミガモシダ(チャセンシダ科 チャセンシダ属) 常緑性。
     根茎は短く、斜上し、葉を叢生し、鱗片をつける。
     鱗片は小さく、長さ約1mm、披針形、鋭尖頭、濃褐色で格子状。
     葉柄は長さ2〜8cm、紫〜茶褐色で光沢があり、やや繊細、平滑、基部に鱗片をつける。
     葉身は単羽状をなし、線形〜狭披針形、長さ7〜20cm、幅1.5〜3.5cm。
     羽片は薄い草質、無柄、狭長楕円形だが基部前側に耳状突起があるので、見かけ上
     三角状長楕円形に見え、鈍頭、辺縁は羽状に中〜深裂するので裂片が顕著となる。
     胞子嚢群は長楕円形〜線形、羽片に数個つくが、裂片の辺縁近くにつくこともある。
     中軸の先端は伸びて、地に接したところで芽をつけ、無性的に繁殖するので、
     やや密な群落をつくることがある。
     本州(新潟県・岐阜県以西)・四国・九州に分布し、山地の岩上や地上に生じる固有種で、
     京都府から兵庫県ではやや普通であるが、ほかではまれである。
     和名は京都の上賀茂神社にちなむ。
                       

    【@を拡大しました - 中軸の先端は伸びて、地に接したところで芽をつけ、無性的に繁殖する
                           13.1.8 撮影
                       【A - @の中ほどにピントを】
                           13.1.8 撮影
                       【B - @の上方にピントを】
                         13.1.8 撮影
             【C葉身は単羽状をなし、線形〜狭披針形、長さ7〜20cm
                         13.1.8 撮影
   【D羽片は無柄、基部前側に耳状突起があるので、三角状長楕円形に見え、羽状に中〜深裂する
13.1.8 撮影
      【E胞子嚢群は長楕円形〜線形、羽片に数個つくが、裂片の辺縁近くにつくこともある
                         13.1.8 撮影