カキラン Epipactis thunbergii〈柿蘭/別名スズラン〉 (ラン科 カキラン属) 花期は6〜8月。 花の色からつけられた。 別名はつぼみの形が鈴に似ていることによる。 湿地に生える高さ30-70cmの多年草。 根茎は横に這い、節から根をだす。 茎の基部は紫色を帯び、少数の少数の鞘状葉がある。
葉は互生し、長さ7-12cm、幅2-4cmの狭卵形で、
脈沿いに著しい縦じわがあり、基部は短い鞘となって茎を抱く。
花は茎の上部に10個ほどつく。 萼片は長さ1.2-1.5cmの長卵形で先はとがり、緑褐色を帯びる。
側花弁は卵形で橙黄色を帯びる。 唇弁は内側に紅紫色の斑紋があり、関節によって2つに分かれる。 唇弁の側裂片は耳状にはりだす。 花期:6〜8月 分布:北、本、四、九 − 増補改訂新版「野に咲く花」 −
【@を拡大しました −花は茎の上部に10個ほどつく 】
21.6.6 撮影
【@を拡大しました −葉は互生し、脈沿いに著しい縦じわがあり、基部は短い鞘となって茎を抱く】
21.6.6 撮影
【A今日開花の別の個体です】
21.6.6 撮影
【Aを拡大しました − 花と花の間隔が@より空いています】
21.6.6 撮影
「側花弁は卵形で橙黄色を帯びる」
【Aを拡大しました −唇弁は内側に紅紫色の斑紋があり、関節によって2つに分かれる】
21.6.6 撮影
オカトラノオ・カキランが開花して、秋吉台は夏になりました。
間もなくスズサイコ・サイヨウシャジン・ササバランが咲き始めますね。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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