5月16日 掛頭山で樹木観察会

山口四季の会の春季樹木観察会で、掛頭山(1126.1m 広島県)に登りました。
講師は樹木医の藤原俊廣先生、ドライバーは足立龍次さん。 参加者20名でした。

                                     
【ズミ〈別名コリンゴ・コナシ・ミツバカイドウ〉(バラ科)】
 09.5.16 撮影
 戸河内ICで下りて登山口までの道筋に、ちょうど見ごろでたくさん咲いていました。 

【 ダイセンミツバツツジ(ツツジ科)】
コバノミツバツツジより少し遅く咲き始めます。
雄しべ10個。葉の裏面主脈の基部と葉柄に褐色の軟毛が密生。

【オトコヨウゾメ(スイカズラ科)】
秋の赤い実もかわいいです。
亡き横山会長と「オトコヨウズミ・オトコヨウナシ」と名付けた涌蓋山の時のことを、
藤原先生や古くからの会員さんと懐かしく思い出しました。

【ユキザサ(ユリ科)】

【カシワ(ブナ科) ― 雄花序】

【カシワの雌花】
雄花序の下についていました。(雌花は本年枝の葉腋につきます)

【とっくり病にかかったスギ】
「心材は死んだ状態で、材としては役に立たない。
スギには不向きの湿気が多い場所に植えられているからでしょう」


【レンゲツツジ(ツツジ科)】
朱橙色のツツジの中で一番大きな花をつけます。雄しべは5個。
咲き始めたばかりでした。

【イワカガミ(イワウメ科)】

【サクラソウ(サクラソウ科)】
掛頭山を下りた八幡湿原で。

【ヒメザゼンソウ(サトイモ科) 】
掛頭山を下りた八幡湿原で。
葉に先立って開花するザゼンソウとは違い、ヒメザゼンソウの花は葉に遅れて出ます。

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 予報から雨を覚悟し、先生のご指示で皆カッパを着用して歩き始めましたが、一時小雨がぱらついた程度で、途中でカッパは脱ぎました。
 藤原先生に樹木を学び、足立さんやこの辺りを年に何度も訪れるTさん初め知識豊かな参加者の方々にたくさん教えてもらい、今回も収穫いっぱいの「山口四季の会」の観察会でした。