5月20日  カジノキ・ソバ

      カジノキ          05.5.20 撮影
   
 カジノキ〈梶の木・構の木・楮の木〉(クワ科) 花期は4〜5月。
 山野に生える高さ4〜10mになる落葉高木。雌雄別株。古くから和紙の原料用に栽培され、山野に野生化している。葉は互生し、葉身は左右不ぞろいな卵形で厚く、先はとがる。花序は新枝の葉腋につき、雄花序は長さ3〜9p、直径1pほどの円筒形。雌花序は直径約1pほどの球形。
 

 昨年5月末、観察会の下見で樹木医の先生と歩いた時、若い若葉のカジノキを教えていただきました。
 今年、クワ科の花が次々と開花した時、大きな木にクワ科の花がついているのが目に入りました。「コウゾ・ヒメコウゾ・ヤマグワ・ケグワ・・・どれとも違う。カジノキ?」
  
                【こんな時もありました―花盛りのカジノキ】                    
                        05.4.29 撮影
 
 クワ科の花は咲き終わるのが早いし、頼りは図鑑だけで、毎日のように観察を続けました。           
                                 
05.4.30 撮影

「樹皮:灰褐色で、黄褐色の皮目がある」
 
              「葉の様子・樹皮の特徴も合っているし、カジノキ!」

 写真展の準備に追われ、日記にカジノキが書けないままでしたが、樹木医の先生に教えてもらった家族旅行村のカジノキを今日見に行ったら、ずっと見てきた木と同じ葉がついていました。

                       ソバ(タデ科) 
05.5.20 撮影
                 
 ソバ〈蕎麦〉 花期は5〜6月・9月。
 中央アジア原産の高さ40〜70pの1年草。種子をまいてと2ヶ月余りで収穫でき、やせ地に育つので、かつては凶作の時などに利用された。全体に柔らかく無毛。葉は長い柄がある。花は白または淡紅色で小さく、茎の先や葉腋に固まりになってつく。 


 家族旅行村のカジノキを見たあと、「確かこの近くにソバが咲いていた」と見に来たら、荒れた畑地のそばで咲き始めたばかりのソバに出会えました。