カエデドコロ〈楓野老〉(ヤマノイモ科 ヤマノイモ属) 花期は7〜9月。 山野に生えるつる性の多年草。雌雄異株。 葉は互生し、3裂または掌状に5〜9裂し、両面に短毛があり、長さ6〜12cm、 中央裂片は大きく、先がとがるが、側裂片は先がとがらない。
葉柄の基部に1対の小突起がある。
花被片は橙黄色で平開する。
雄花序は下垂せず、雄花には短柄があり、6個の完全雄しべがある。
雌花序は下垂し、雌花には柄がない。
刮ハは倒卵状円形で3翼があり、長さ12〜16mm、幅15〜18mm。
【いずれの葉も分裂していません ― タチドコロ?】
09.8.27 撮影
雄花序が下垂しています。(ヒメドコロの特徴)
(タチドコロの雄花序は直立)
【雄花序】
09.8.27 撮影
【上の画像を拡大しました ― 雄花】
09.8.27 撮影
「雄花に柄があり、雄しべが6個」なので、花はカエデドコロ。
【葉柄の基部は】
09.8.28 撮影
「葉柄の基部に1対の小突起がある」
【上の画像を拡大しました】
09.8.28 撮影
とげ状の突起はありません。
【どの葉柄の基部にも】
09.8.28 撮影
【上の画像を拡大しました】
09.8.28 撮影
とげ状突起はありません。
雄花に柄、雄しべ6個、花の色・・・・・カエデドコロ。
雄花序が下垂、雄花に柄、雄しべ6個、葉は分裂せず、両面に短毛がない・・・・・ヒメドコロ。
葉が分裂せず、葉の両面に短毛がない、葉柄基部にとげ状突起がない・・・タチドコロ。
ヒメドコロとすれば、花の色が違うし。
総合すれば、やっぱりカエデドコロでしょうか。
* * * * * おまけ * * * * *
【カエデドコロの葉柄基部にある1対のトゲ ― 上とは別の場所で】
09.8.28 撮影
1種増えたと喜んだのに・・・、あー疲れた。 いい勉強ができたと喜ぶべきですか?
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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