イズセンリョウ Maesa japonica 〈伊豆千両/別名ウバガネモチ〉
(ヤブコウジ科 イズセンリョウ属) 花期は4〜5月。
雌雄異株の常緑低木で高さはふつう1mほど。
枝はよく伸長して倒伏し、小枝は緑色で無毛、まばらに皮目がある。
葉はは濃緑色で光沢があり、長楕円形から楕円形または長楕円状倒卵形、
鋭尖頭、基部は鋭形、鈍形または円形、長さ5-17cm、幅2-5cm、
両面とも無毛、疎らに低い粗鋸歯があるかまたは全縁、
側脈は5〜8対あって枝分かれして鋸歯に入る。
葉柄は長さ1-1.5cm、無毛。
花は4〜6月に咲く。
花序は総状または円錐花序で腋生し、無毛、長さ1-2cm。
苞は卵形、長さ1mm以下、花柄は長さ2-3mm。
小苞は広卵形で萼の基部につき、腺条があり無毛。
萼は長さ約2mm、萼裂片は三角形、長さ約1mm、細かい縁毛がある。
花冠は黄白色、筒状の鐘形、長さ約5mm、
花冠裂片は長さが花筒の1/3以下で、卵形、細かい縁毛がある
雄蕊は花筒の中部につき、花糸と葯はほぼ同長。
柱頭は分裂する。
液果は乳白色で球形、褐色の腺条があり、径約5mm、
宿存する萼片に上部まで包まれ、花柱が頂部に残存する。
本州(関東南部以西)・四国・九州・琉球の山林内に生え、
中国・韓国(西南部)・台湾・インドシナに分布する。
− 改訂新版「日本の野生植物 4」 −
【@を拡大しました −液果がたくさん付いています − 雌雄異株の常緑低木で高さはふつう1mほど】
21.12.17 撮影
【A葉は濃緑色で光沢があり、長楕円形から楕円形または長楕円状倒卵形】
21.12.17 撮影
「鋭尖頭、両面とも無毛、疎らに低い粗鋸歯があるかまたは全縁、側脈は5〜8対」
【Aを拡大しました −液果は乳白色で球形、褐色の腺条があり、径約5mm】
21.12.17 撮影
「宿存する萼片に上部まで包まれ、花柱が頂部に残存する」
【B花序は総状または円錐花序で腋生し、無毛、長さ1-2cm】
21.12.17 撮影
* * * * * * * こんな時もありました* * * * * * *
【C花序は総状または円錐花序で腋生し、無毛、長さ1-2cm】
13.4.26 撮影
【Cを拡大しました − 花冠は黄白色、筒状の鐘形、長さ約5mm、】
13.4.26 撮影
【D】
13.4.26 撮影
【Dを拡大しました − 花冠裂片は長さが花筒の1/3以下で、卵形、細かい縁毛がある】
13.4.26 撮影
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秋吉台に着いたのは昼過ぎ。
強風。間もなく霰が降り始め、せっかくの日記の液果の画像がぶれていました。
この寒波が去ったら、撮り直したいと思っています。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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