9月12日  イトイヌノヒゲ



昨年9月に湿地で見つけ、分からないまま別の種に同定していたホシクサ属を
勉強を重ねて今日、イトイヌノヒゲと同定しました。


【@きれいな水が常に流れている湿地で − 大きい花茎でも高さ10cmほどです】
13.9.9 撮影

      イトイヌノヒゲ〈糸犬の髭/別名コイヌノヒゲ〉(ホシクサ科 ホシクサ属) 花期は9〜10月。
     山野の湿地に生える1年草。
     葉は長さ3-10cmの線形で先は鋭くとがる。
     花茎は細くてややねじれ、高さ5-30cm、基部の鞘は長さ3-5cmの筒状。
     頭花は直径3-7mmの倒円錐状。
     総苞片は緑白色で頭花よりやや長い。
     花苞は白色の膜質。
     雄花も雌花も2数性で、萼片と花弁は2個。
     雄しべは普通4個で、葯は黒色。

     イトイヌノヒゲは非常に変異が多く、
     痩せた土地に生えたものは全体に小さく、頭花も小型で数も少ない。
     以前は高さ10cm以下のものをコイヌノヒゲ、
     高さ20-30cmのものをイトイヌノヒゲとして、分けられていた。

     ホシクサ属:花は小さく、雄花と雌花が混じって花茎の先に頭花をつくる。
                         


【A雄花と雌花が混じって花茎の先に頭花をつくる
13.9.12 撮影

【Aを拡大しました】
13.9.12 撮影

【B頭花は直径3-7mmの倒円錐状
13.9.12 撮影

【Bを拡大しました − 総苞片は緑白色で頭花よりやや長い
13.9.12 撮影

【C花茎は細くてややねじれ
13.9.12 撮影

【D雄花も雌花も2数性で、萼片と花弁は2個。雄しべは普通4個で、葯は黒色
13.9.12 撮影


        正直なところ、「葯は黒色」は撮っていますが、花の作りは良く理解していません。
        ですが、イトイヌノヒゲに到達できたことで、今は満足。



※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。


次ページ

TOP