イタビカズラ Ficus nipponica (クワ科 イチジク属) 花期は6〜7月。
イタビはイヌビワの別名。
暖地の林縁に生える常緑つる性木本。雌雄異株。
枝から気根を出して岩や木などにはいのぼる。
葉は互生.。葉身は長さ6-13cmの長楕円状披針形。
先は尾状に長くとがり、基部は円形。
全縁。質は厚くて両面とも無毛。
葉腋または葉痕の腋に花嚢が1〜2個ずつつく。
花嚢は長さ5-7mmの長卵形で、表面には灰白色の毛が密生する。
中に小さな花がびっしり入っている。
雄と雌の花嚢は同形。
果嚢は直径18cmほどの球形。9〜11月に黒紫色に熟す。
【Aこれまで花嚢を見たのは別の株で、多い年でも3個でした】
14.6.11 撮影
【B葉腋または葉痕の腋に花嚢が1〜2個ずつつく】
14.6.13 撮影
【Bを拡大しました − 花嚢は長さ5-7mmの長卵形で、表面には灰白色の毛が密生】
14.6.13 撮影
「雄と雌の花嚢は同形」
風が強くて揺れ通しでした。再度来たのですが、花嚢がピシッと撮れていません。
たくさん付いたので、初めて花嚢を開いてみたいのですが、雌株でありますように。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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