イシモチソウDrosera peltata〈石持草〉
(モウセンゴケ科 モウセンゴケ属) 花期は5〜6月。 酸性の湿地に生える多年草で、地下に球形の塊茎がある。 茎は高さ10-30cm。 根生葉は初めあるが花期にはなくなる。
茎葉はまばらに互生し、三日月形で幅4-6mm、
表面とふちに長い腺毛があり、基部は湾入して細い柄に直角に続く。 葉柄は長さ10-15mm。
5〜6月、総状花序が出るが、初めは頂生し、
のちには葉に対生し、2〜10花をつける。 萼片は卵形で先が鈍く、縁は細裂して、その先は腺毛となる。
花弁は白色で広倒卵形、長さ6-8mm、 朝の10時頃開いて、午後早く閉じる。 花柱は3個で、先が4深裂する。 刮ハはやや球形で長さ2.5mm。 準絶滅危惧(NT)。 本州(関東以西)〜九州・琉球(西表島)、朝鮮半島・中国・台湾に分布する。 九州・琉球ではすでに野生のものは絶滅したと考えられている。 和名は〈石持草〉の意味で、 この草を抜くとき葉の腺毛に小石がついてくるためという。 − 改訂新版「日本の野生植物4」 −
【A】
19. 5.23 撮影
【Aを拡大しました − 茎葉はまばらに互生し、三日月形で幅4-6mm】
19.5.23 撮影
【Aを拡大しました − 表面とふちに長い腺毛があり、基部は湾入して細い柄に直角に続く】
19. 5.23 撮影
【B総状花序が出るが、初めは頂生し、のちには葉に対生し、2〜10花をつける】
19.5.23 撮影
【Aを拡大しました − 花弁は白色で広倒卵形、長さ6-8mm、朝の10時頃開いて、午後早く閉じる】
19. 5.23 撮影
秋吉台では11時過ぎて開きます。
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【@今年のサイハイランは、5月14日にこの株で開花確認しました】
19. 5.23 撮影
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サイハイラン Cremastra appendiculata var.variabilis〈采配蘭〉
(ラン科 サイハイラン属) 花期は5〜6月。
花序をを采配に見立てた。
山地の木陰に生える多年草。
偽球茎は卵形で、1〜2個の葉を頂生する。
古い偽球茎は横に並ぶ。
葉は長楕円形で長さ15-35cm、先はとがる。
花茎は高さ30-50cm、10〜20個の花を総状につける。
花は長さ3〜4cmで細長く、淡緑褐色で帯紅紫色。
最盛期を過ぎると垂れ下がる。
花期:5〜6月 分布:北、本、四、九
− 増補改訂新版「山に咲く花」 −
【@を拡大しました − 葉は長楕円形で長さ15-35cm、先はとがる】
19. 5.23 撮影
【@を拡大しました − 花茎は高さ30-50cm、10〜20個の花を総状につける】
18. 5.23 撮影
【@を拡大しました − 花は長さ3〜4cmで細長く、淡緑褐色で帯紅紫色】
19. 5.23 撮影
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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