2019年  5月23日  イシモチソウ・サイハイラン



【@5月9日に開花して2週間後のイシモチソウです − 12:59撮影】
19. 5.23 撮影

        イシモチソウDrosera peltata〈石持草〉
                 (モウセンゴケ科 モウセンゴケ属) 花期は5〜6月。
       酸性の湿地に生える多年草で、地下に球形の塊茎がある。
       茎は高さ10-30cm。
       根生葉は初めあるが花期にはなくなる。
       茎葉はまばらに互生し、三日月形で幅4-6mm、
       表面とふちに長い腺毛があり、基部は湾入して細い柄に直角に続く。
       葉柄は長さ10-15mm。
       5〜6月、総状花序が出るが、初めは頂生し、
       のちには葉に対生し、2〜10花をつける。
       萼片は卵形で先が鈍く、縁は細裂して、その先は腺毛となる。
       花弁は白色で広倒卵形、長さ6-8mm、
       朝の10時頃開いて、午後早く閉じる。
       花柱は3個で、先が4深裂する。
       刮ハはやや球形で長さ2.5mm。
       準絶滅危惧(NT)。
       本州(関東以西)〜九州・琉球(西表島)、朝鮮半島・中国・台湾に分布する。
       九州・琉球ではすでに野生のものは絶滅したと考えられている。
       和名は〈石持草〉の意味で、
       この草を抜くとき葉の腺毛に小石がついてくるためという。
        − 改訂新版「日本の野生植物4」 −

【A】
19. 5.23 撮影
                                 
【Aを拡大しました − 茎葉はまばらに互生し、三日月形で幅4-6mm
19.5.23 撮影

【Aを拡大しました − 表面とふちに長い腺毛があり、基部は湾入して細い柄に直角に続く
19. 5.23 撮影

【B総状花序が出るが、初めは頂生し、のちには葉に対生し、2〜10花をつける
19.5.23 撮影

【Aを拡大しました − 花弁は白色で広倒卵形、長さ6-8mm、朝の10時頃開いて、午後早く閉じる
19. 5.23 撮影

秋吉台では11時過ぎて開きます。

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【@今年のサイハイランは、5月14日にこの株で開花確認しました】
19. 5.23 撮影

            サイハイラン Cremastra appendiculata var.variabilis〈采配蘭〉
                            (ラン科 サイハイラン属) 花期は5〜6月。
          花序をを采配に見立てた。
          山地の木陰に生える多年草。
          偽球茎は卵形で、1〜2個の葉を頂生する。
          古い偽球茎は横に並ぶ。
          葉は長楕円形で長さ15-35cm、先はとがる。
          花茎は高さ30-50cm、10〜20個の花を総状につける。
          花は長さ3〜4cmで細長く、淡緑褐色で帯紅紫色。
          最盛期を過ぎると垂れ下がる。
          花期:5〜6月  分布:北、本、四、九
           − 増補改訂新版「山に咲く花」 −

【@を拡大しました − 葉は長楕円形で長さ15-35cm、先はとがる
19. 5.23 撮影
                                
【@を拡大しました − 花茎は高さ30-50cm、10〜20個の花を総状につける
18. 5.23 撮影

【@を拡大しました − 花は長さ3〜4cmで細長く、淡緑褐色で帯紅紫色
19. 5.23 撮影

※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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