イヌトウバナClinopodium micranthum var.micranthum〈犬塔花〉 (シソ科 トウバナ属) 花期は8〜10月。
山地の木陰に生える多年草。
茎は根茎から1本または数本出て、下部ははってしばしば発根し、
上部は斜上または直立して高さ20-50cm、
分枝し、まばらに毛がある。
葉は5-20mmの葉柄があって卵形〜狭卵形、長さ2-3cm、幅1-2.5cm、
やや鋭頭、ややとがった鋸歯があり、両面にまばらに毛があって、
下面には明らかな腺点がある。
花期は8〜10月。
輪散花序は茎頂や枝に断続的に並び、
全体として長さ2-5cmの花穂をつくる。
小苞は長さ1-3mmで萼よりも短い。
萼は緑色で長さ4-5mm、開出する長い軟毛が多く、腺毛が混生する。
花冠は白色で淡紫色を帯び、長さ5-6mm。
分果は長さ約0.6mm。
北海道〜九州に分布する。
− 改訂新版「日本の野生植物5」 −
【A茎は根茎から1本または数本出て、下部ははって、上部は斜上または直立 】
19.9.9 撮影
【B葉は5-20mmの葉柄があって卵形〜狭卵形、】
19.9.9 撮影
【Bを拡大しました − やや鋭頭、ややとがった鋸歯があり】
19.9.9 撮影
【C輪散花序は茎頂や枝に断続的に並び、全体として長さ2-5cmの花穂をつくる】
19.9.9 撮影
【Cを拡大しました − 萼は緑色で長さ4-5mm、開出する長い軟毛が多く、腺毛が混生する】
19.9.9 撮影
【D花冠は白色で淡紫色を帯び、長さ5-6mm】
19.8.9 撮影
【E葉裏の腺点を『ネイチャースコープ ファーブルフォト』で撮影】
13.9.15 撮影
【Eを拡大しました − 下面には明らかな腺点がある】
13.9. 15 撮影
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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