2021年 6月27日  イヌシバ (きらら浜で)



【@ 「これ、何?」 − 日当たりのよい、全体に草丈が短い草地で】
21.6.27 撮影

           イヌシバ Stenotaphrum secundatum(イネ科 イヌシバ属) 花期は 6月〜。
         匍匐枝を伸ばして地表に広がる多年草。
         直立枝は高さ10-30cm。全体に無毛。
         葉身はやや肉質で、長さ4-10cm、幅4-10mm、先は鈍い。
         穂状花序は長さ5-10cm、花序軸は扁平、多肉で節があり、
         節に無柄小穂が1個つくか、
         または無柄と有柄小穂が対になってつく。
         熟すと花序軸の節で折れて、節間に小穂をつけたまま落ちる。
         小穂は長さ4-5mm。
         第一包頴は小穂の1/4〜1/3長。
         第二包頴は小穂と同長。
         第一小花は雄性、または外花頴のみに退化し、小穂と同長。
         第二小花は両性で結実する。
         九州(福岡・長崎・鹿児島県など)に帰化。
         原産地:熱帯アメリカ。
         芝生に利用され、世界の熱帯に広く帰化。
          − 「日本の帰化植物」 −
                 

【@を拡大しました −穂状花序は長さ5-10cm、花序軸は扁平、多肉で節があり
21.6.27 撮影
                                 
【A開花しているのがありました − 穂状花序は長さ5-10cm、花序軸は扁平
21.6.27 撮影

【Aを拡大しました − 節に無柄小穂が1個つくか、または無柄と有柄小穂が対になってつく
21.6.27 撮影
「無柄と有柄小穂が対になってつく」でした!

【Aを拡大しました】
21.6.27 撮影

 きらら浜で、今回も新しく帰化植物を目にすることができました。
 今日、2050年の森 野草園で新しく見つけたのは、
 クサギ・ホソバノアキノノゲシ・キツネガヤ・シマスズメノヒエで、確認した植物は、計148種になりました。


※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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